突然の転居

ヴェーダ占星術では、不本意な変化は一般に凶星(土星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽)と凶ハウス(6,8,12)によってもたらされます。

今回は、大家から突然退去を求められた夫婦の例です。妻のチャートについて論じます。

突然の退去命令で、夫妻は多大な不都合と苦痛を感じていました。ですから、このケースは明らかに「不本意な変化」に属します。年末のクリスマス・シーズン(みんな帰省していて留守がち)なので、新居を探すのはけっして簡単ではありません。

妻は土星/水星期にありました。土星は凶星で、家を表す4ハウスを支配しています。水星は8ハウスの ルーラーで、2大凶星の土星と火星にアスペクトされています。火星は6ハウスのルーラーです。水星は月から見ても8ハウスのルーラーです。8ハウス は突然の変化を表し、さらに凶星によってアスペクトされて、「不本意な突然の変化」をもたらし易くなっています。

sudden_move_rasi
Natal Chart



ダシャー・ラグナの土星から見ると、水星は4ハウスを支配し、2つの凶星にアスペクトされています。サブサブ・ダシャー(プラティアンタル・ダシャー)のルーラーは金星ですが、金星は12ハウスのルーラーで損失を表し、やはり「不本意な変化」をもたらします。

水星は第11ハウスを支配し、10ハウスを支配する太陽と接合しています。火星は太陽にアスペクトして1と10の組合せのラージャ・ヨーガを形成してお り、水星はこのヨーガの恩恵を授かっています。それは、彼女が「夢のような仕事」に従事し、そこでしっかりした地位を確立していることによって証明されて います。ですから、職業の変化は問題ではありません。

ナヴァムシャ・チャートを見ると、水星はまた火星にアスペクトされています。火星は、8ハウスから見て4ハウスのルーラーです。

sudden_move_nava
Navamsha Chart

4ハウスに関係するチャトルシャムシャ(D4)を見ると、水星は4ハウスを支配する太陽、12ハウスを支配する土星からアスペクトされています。

sudden_change_D4
Chaturtamsha Chart

このような凶星・凶ハウスの影響を勘案するなら、家のテーマにおいて突然の変化が訪れるであろうことが理解できます。おそらく最も重要な影響は、単純に、 ラシ・チャートにおいてアンタルダシャー・ロードの水星が「突然の変化」を表す8ハウスを支配し、さらに2つの凶星からアスペクトされていることに尽き るのではないかと思います。

しかし、その出来事の発生のタイミングに関しては、4ハウスのルーラー、4ハウス、4ハウスのカーラカである月のトランジットが絡んでいるはずです。 彼女が大家から立ち退きを迫られた12月1日、4ハウスを支配する土星は獅子座の1°にあって、水瓶座の2°にあった月とタイトなオポジションにありま した。6ハウスを支配する火星は、蠍座の3°にあって、水瓶座の月にタイトにアスペクトしていました。


sudden_change_transit
Transits Dec 1, 2006

ダシャーもトランジットも両方とも家に関して「突然の変化」があることを示していました。
S.Shimizu
Calender
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