ロシア人向けShr.K.N.ラオ特別講義

デリーから清水が報告します。

12月16日から26日まで10日間の日程で、デリーを訪れているロシア人10名を対象に
バーラティーヤ・ヴィディヤー・バワンが占星術セミナーを開催していました。最初は22名が参加する予定でしたが、直前にムンバイでテロ事件があり、参加者は10名に減ったそうです。講義は朝10時から午後5時まで、すべて英語で行われ、バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンの教官が持ち回りで担当しました。最終日26日の午後の講義はシュリKNラオが担当しま した。

KNRa_lecture
ロシア人から贈られたロシアの民族衣装を着て講義するシュリKNラオ

シュリKNラオの講義に出席したので、そのアブストラクト(概略)を下記に報告します。




リーディングの原則について4つアドバイスがありました。最初のアドバイスは、まずマハー・ダシャーの変わり目にあるかどうか、つまりダシャー・チッドラにあるかどうかを見てください。ダシャー・チッドラは一般には波乱のときです。たとえばジョージ・ブッシュも現在ダシャー・チッドラにあるし、サダムフセインもダシャー・チッドラで政権を追われ絞首刑になりました。そしてダシャーがこれから良くなるのか、悪くなるのかを見てください。良くなるのであれば好転するでしょうし、そうでなければ現状の好転は望めません。

2 つめのアドバイスは、次のアンタル・ダシャーを見てください。いま相談者が窮地にあるとして、次のダシャーが良ければ、状況は好転します。しかし次のアンタル・ダシャーが良くならないのであれば、相談者の状況は悪化します。これについてもアメリカとブッシュ、そしてある警察官僚の例を挙げて具体的に説明しました。

3つめのアドバイスは、トランジットです。トランジットの惑星が、ネータルの惑星の上で順行から逆行に転じようとしているときは、人生において重要な出来事が起きます。

4 つめのアドバイスは、アビジット・ムフルタです。良いムフルタが得られないとき、アビジット・ムフルタを使ってください。アビジット・ムフルタとは、日中と夜中それぞれの中間点の±15分です。一日に2回あります。たとえば、インドはアビジットの時間帯に独立し、それによって救われました。それについて、インドの建国図の特徴と、その歴史的な意味合いについて具体的な数字を挙げて説明し、占星術を無視して独立したパキスタンとのコントラストをわかりやすく説明しました。

次に、アメリカの凋落について説明しました。アメリカの建国図とブッシュ大統領の出生図はいずれも現在悪い時期にあることを指摘しました。しかしその一方で、ロシアが90年代にとても悪い時期を経験していたにもかかわらず、ここ数年、景気が良かったのはプーチンのチャートが強力で、ダシャーが強力だったからだと説明しました。マハーバーラタから「ラージャー・カーラッシ・カーラナン」という一文を引用し、「良い時期も悪い時期も王が作る(国の盛衰は王しだ い)」ことを強調しました。

そして、トランジットを見るときにアシュタカヴァルガを使うようにというアドバイスがありました。アメリカの建国図とインドの建国図で、土星がどこをトランジットしているときにどうだったかについて説明し、「トランジットがアシュタカヴァルガで良ければ、たとえそこが良くないハウスでも良い時期です。トランジットがアシュタカヴァルガで強くなければ、そこが良いハウスであってもあまり強くなれません」といいました。

そして最後に、相互依存の話をしました。好景気に沸いていたロシアでもいまは不況の嵐が吹き荒れていますが、日本も含めて世界経済がとても悪くなってきているのは、ひとえにアメリカの月期のせいであり、それは相互作用のせいであると説明し、家族を例に挙げました。たとえば、結婚において夫が悪い時期にあっても妻が良い時期にあるならなんとか夫婦はやっていけるが、夫も妻も悪い時期にあるなら夫婦は持たない。家族についても、父親の時期が悪く、子供たちの時期も悪ければ、家族は最悪の時期を過ごさなければいけない。同様に、グローバル化の進んだ世界では、そのトップにあるアメリカの影響をどの国も逃れ得ないと説明しました。しかしアメリカの影響力は今後弱まり、世界は非グローバル化に進んでいくだろうといいました。 そしてBRICSの台頭を予見しました。

最後に、中国がこの経済危機を救うかのように一部でいわれていますが、中国のチャートを見る限りそれは難しいだろうと結びました。
S.Shimizu
Calender
<
>
- - - - - - -
- - - - - 12
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 2223
24 25 26 27 28 2930
31 - - - - - -

全記事

Designed by 石津 花

Archive
no. of Visitors
検索
最新コメント
リンク
只今の訪問者数
現在の閲覧者数: