グラハ・シャンティ・ウパヤの迷信

ヴェーダーング・ジョーティシュ(Vedang Jyotish)から

なにか問題が生じるとほとんどの人は占星術や神秘的なものに助けを求めます。そして占星術師や神を代弁するという人たちの言葉に翻弄されます。

パンディット(僧侶)曰く、「あなたのこれとこの惑星が傷ついているから…」。曰く、「あなたの祖先のカルマがホロスコープで悪く出ているから…」。曰く、「プージャや護摩をこれこれの日数やって…」。曰く、「あなたのためにグラハシャンティを私がしましょう…」。

わたしはいつも、パンディット占星術師にこのようなことをいわれている人をみるとかわいそうでなりません。そして、神のマーヤについてつくづく次の言葉を思い出します。

“Jako Prabhu Darun Dukh Dehi, Taki Mati Pahale Har Lehi”
「神がだれかに問題や困難を与えるとき、まず知性を取り除く」

人間は観念の動物です。自分の見方を改めて、問題の本当の原因に気付こうとしません。問題の本質が、実は自分自身にあることを認めようとしません。自分の問題なのに、その原因が他人にあろうはずがありません。それを、過去
のカルマとか今生のカルマとかいってもいいでしょう。いま経験している結果は、自分のカルマの結果にほかなりません。現在の問題は、たいてい今生で積んだカルマに関係します。今生のカルマと関係づけることができないとき、占星術が過去のカルマと現在経験していることの関係性を説明してくれます。

私は、プージャ護摩パンディットにやってもらうだけで自分のカルマを解消できるとはとうてい思えません。神の加護は、自分で努力をしてはじめて授かることができるものだと思います。自分の空腹を、人に食事をしてもって満たせるはずがありません。同じように、パンディットにプージャや護摩をしてもらってもなんの役にも立ちません。(清水補足: プージャを否定しているわけではありません。プージャは人にしてもらうのではなく、自分ですべきだという立場です)

それゆえに、私たちヴェーダーング・ジョーティシュグラハ・シャンティ・ウパヤ、すなわちパンディット占星術師にやってもらう護摩プージャの効能を信じません。自分以外に自分を救える人はいないことに、みなさんに気付いてもらいたいと思います。

占星術家は、ホロスコープに現れていることをもとにガイダンスを与えることしかできません。現在はどうで、今まではどうで、今後どのようなダシャー(運気)になるのかをお伝えするだけのことしかできません。しかしそれでも一般の人にはこのガイダンスだけでも十分参考になるでしょう。あとは自助努力により、ホロスコープに示された自分の運命にしたがって人生をスムーズに歩んでいくだけです。

過去世や今生のカルマを修正する道は二つしかありません。自由意思バクティ(奉仕)を行使して新たなカルマを積む道です。三つ目の道はありません。

まず自分の運命を受け入れ、その上で努力によって自分の望む方向へと変えていきましょう。

Dr. P.Sharma

PhD IIT
S.Shimizu
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