(皆既)日食 @ New Delhi

清水がデリーで書いてます。 

朝6時過ぎに起床して屋上に上がった。
ちょうど日食がはじまっていた。
あいにく、デリーは曇り空だった。

Eclipse_08

     
日食の日は、少なくとも日食が見える間は、断食する。
食事は、日食が終わってから。
そしてその日は、貧しい人々に施しをし、沐浴し、瞑想やプジャをして過ごす。
そして日食は、見ない方がよい。
とくに妊婦が日食を見ると、体内の子供に悪影響が及ぶ。

そういうことになっている。
しかし、そうはいっても世紀の瞬間、気になります。

あいにくデリーは曇り空。
こりゃだめかと思ったら、いいタイミングで雲間から太陽がのぞいた。

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Eclipse_08

何度もシャッターを切ったが、結局、太陽が雲に隠れる最後の瞬間が一番はっきり見えた(右端下)。

インドベースのCNNは、インド各地の日食を中継している(このブログを書いている瞬間も)。
中継地は、アラハバード、デリー、クルクシェトラ、など。
同時に、ブータンや中国の模様も伝えている。
あいにくインドもブータンも、モンスーンの影響で曇り空だ。
唯一中国からの中継では日食がくっきり見えている。

Eclipse_CNN


デリーの北にあるマハーバーラタの戦場、クルクシェトラでは、150万人もの巡礼者が日食の瞬間に沐浴していた。 ベナレスでは人々が沐浴のガートに殺到して二人が圧死したらしい。

 

Varanasi

Kurukshetra 

Varanasi

Kurukshetra



今回の日食はとくべつである。

・今世紀で最長の皆既日食である(最長約7分間)。
・1ヵ月に立て続けに食が3回起こる(7月7日の月食、7月22日の日食、8月6日の月食)。

つまりそれだけ悪影響が懸念されるということになる。

CNNでは、食が3回たてつづけに起こるので戦争が起きるという占星術家の意見を紹介した上で、しかし科学者はそれは迷信であると否定していると伝えることも忘れない。

占星術では、たしかに、日食は災害の予兆である。

14日以内に日食と月食が続けば、天災、戦争、暗殺などが起きる」とされている。

また、そういう 凶事を避けるため、中世のインド(ムガール王朝など)では、宮廷占星術師の助言に従い、王は貧しい民や恵まれない人々に施しをしていた。

『Jahangir Nama』[ムガル帝国第4代皇帝ジャハンギール(在位1605-1627)の日記]には次のように書かれてある。

「12月2日、日食が起きた。不吉を祓うため、私の体重と同じ重さの金銀を・・・受けるにふさわしい者たちに施した」

定額給付金も、こういうときに配ればもうすこし御利益があったかもしれない。
しかしこういうときに内閣を解散し、総選挙に突入するというのはどうなんだろうか。

昨年12月にシュリKNラオがロシア人を対象に行ったセミナーで強調していた言葉を思い出す。

「(国の)良い時期も悪い時期も王が作る」(マハー・バーラタ)
 (国家の盛衰は王様しだ い)

Sadhu_looking_at_eclipse
(日食用サングラスが似合うサドゥーたち) 


S.Shimizu
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