金融危機の犠牲者

ポールの記事です。

2008年のリーマン危機以来、多くの人々が人生の軌道修正を強いられています。職を失った人、住む家を失った人、投資で失敗した人、様々です。世界中の人々がおそらくいろいろなかたちで困難に直面しているのでしょう。仕事がうまくいっている人の話はめったに聞きません。

今回紹介するホロスコープは、経済的にとても安定した人生を送ってきた男性のものです。彼は、過去20年にわたってシリコンバレーのIT関連大企業で働いてきました。たとえば、IBM、VISA、シマンテックなどです。そして株式投資でも成功し、マイホームと快適な生活に恵まれてきました。
  
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Rashi Chart
彼の成功はおもに水星期と重なっています。水星期は、24歳になった1988年11月1日に始まりました。水星は複数のダーナ・ヨーガ(富をもたらすコンビネーション)を形成しています。まずラグナロードは2ハウス・ルーラー(月)と9ハウス・ルーラー(土星)にアスペクトしています。ナヴァムシャ・チャートでは、水星はラグナロードで4ハウスにあって高揚し、10ハウスを支配する木星のアスペクトを受けてラージャ・ヨーガ(成功・地位をもたらすコンビネーション)を形成しています。

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Navamsha D9

しかし2005年11月1日にケートゥ期が始まってから、すべてが揺らぎ始めました。ケートゥの状態がどうであれ、12ハウス(損失)のカーラカであるケートゥのダシャーは損失をもたらします。ケートゥはもともと非物質的な天体です。そのダシャーは皮相浅薄な物事に失望し、物質欲が日々薄れていきます。水星と比べて、ケートゥはひとつのダーナ・ヨーガとも絡んでいません。さらに12ハウスに在住する木星からアスペクトを受けています。ナヴァムシャではケートゥは12ハウスに在住し、ディスポジターの金星は8ハウスにあって、6ハウス支配の火星にアスペクトされています。これらは、ケートゥ期に損失を被るであろうことをさらに雄弁に語っています。そしてケートゥは2008年5月5日に蟹座にトランジットしました。蟹座は富を表す2ハウスで、そこでは火星と金星が11ハウスと5ハウスのコンビネーションがダーナ・ヨーガを形成しています。

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Transits on October 6, 2008

2008年10月6日に米国の株式市場が大きく下げたとき、彼はケートゥ/ラーフ期にあり、ケートゥはネータルの金星と2°も離れていませんでした。金星は5ハウスを支配し、株式などの投機を表します。大半の預金を株式に投入していたのですが、たいへんな損害を被ってしまいました。しかし幸いにも彼は職を失うことはありませんでしたが、彼が所属していた部署の機能はアウトソースされ、彼は社外の仕事をやらされるようになりました。給与も25%カットされました。

これは収入と成功が約束されたチャートにおける極端なケースですが、その結果、彼と彼の妻は大きな変化を経験しなければなりませんでした。これは、ケートゥ期と、ケートゥの2ハウスへのトランジットが重なった結果であり、そのことはホロスコープからきちんと読み取ることができます。
S.Shimizu
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