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鳩山政権のムフルタ、つづき (Partially Revised)

清水がデリーで書いています。

前回の記事は、家を出る前にあわてて書いた。
なので書き残しがあった。

しかしあれから今日までデリーの北20キロのところにあるナチュロパシーの病院で入院治療を受けていたので、更新ができなかった。

東南アジアから帰ってきてすぐに入院??
変なことを想像する人がいるかも知れない。
そうではないから…念のため。

酷暑や劣悪の住環境からくるストレスで血圧が上がり、頭痛が続いていた。
なのに、某国で目の色を変えて日本食を食いあさったのがやばかった。

寿司ランチ450円也
こんなのが450円で食べられるんだから、しかたがないです。

病院での治療は泥パックと水風呂が中心。
ライフ・スタイル、とくに食事の指導も受けた。

5日間で症状は消え、体重も3キロ減った。
せっかくの機会だから、また日曜日の夕方から再入院するです。

で、前回の続きを書く。
   
うちゃさんが、「うちゃのブログ」でコメントを書いてくれていた。

清水さんは、ティークシュナ・ナクシャトラについて、
認証式にも友愛にもふさわしくないと書いてたけど、
うちゃ視点は違いました。

今回の政権交代は、
「民主が勝ったのではなく、自民が負けた」にすぎなくて、
国民は民主党の政策に期待しているわけではなく、
自民&官僚政治にあいそがつきただけと言われています。
つまり、民主党政治が始まるわけではなく、自民党政治がぶっこわれただけ。
だとすれば、破壊のナクシャトラこそ、ぴったりなんじゃないかな。
官僚を力ずくで飼いならすのにも、いいナクシャトラなのね。


そう、破壊がこの政権の唯一の役割ならそれでいいんだけどね。

新政権はいろいろマニフェストを掲げていて、それを任期中にどれくらい実行できるか、4年間の任期を無事まっとうできるか、ということが問われている。

政権の性質がナクシャトラに出てしまったことと、それが政権にとってよいのかどうかは、「別のはなし」ではないか、というのが私の見解。

ちなみに、教科書には「アシュレーシャ、ジェーシュタ、レーバティの4つ目のチャラン(パダ)は避けるべし」とある。
ガンダーンタの領域に含まれているからだ。
鳩山政権の認証式のムフルタは、残念ながらアシュレーシャの4つ目のチャランに月がある。

鳩山首班指名D1

鳩山首班指名Data


さて、前回のエントリーでは問題点を中心に書いてしまったが、それはやはり問題点が目立ってしまったからなのだが、はたして鳩山新政権に期待できることはないのか?

それについてこのエントリーを追加しておこうと思った。

まずラグナだが、BVラーマンは牡羊座ラグナも認証式などには良いとしている。

吉星がケンドラ・ハウス、凶星がウパチャヤ・ハウスにほどよく収まっているのも良い。
例外は水星、太陽、ラーフ、ケートゥだが、水星は高揚の座にあるし、太陽は定座なので、問題ない。
ラーフとケートゥはケンドラにあるが、それぞれトリコーナの9ハウス支配の木星の影響下にあるので、吉星化している。

ところが火星と土星はアスペクトしあっていてかなりやばい。
それについては後で書く。

まず太陽からみていこう。

太陽は5ハウス獅子座の定位で強い。
これは、新政権に威厳、威光、権威が備わっていることを表す。
国民の大多数の支持を得て、自信を持って信じるところをやっていく用意があることを示す。
権力の座に着くといろいろ誘惑もあるだろうが、強い太陽はそれをはねつける勇気をもたらす。

木星と月は皆さんご存じのガジャ・ケーサリ・ヨーガをつくっている。

これも外向けにはたいへんいいヨーガである。
権威、権力、富をもたらす。
国民からの期待はここにも現れている。
しかし木星が減衰し、月も暗いので、その実効性に疑問が残る。
さらに、木星と月は、プラーナの神話にもあるように、実は問題のある関係なのだ。
外面はいいが、内弁慶が危惧されよう。

次に太陽と金星のヨーガ。

5-2-7のコンビネーションで、ダーナヨーガとラージャヨーガである。
しかも形成されているのが、効果の高い5-11の軸である。
経済問題に一定の改善が期待できそうだ。

ここで、ヴィムショッタリダシャーの120年周期を任期の4年間に縮めてみる。

Me: 09.09.16 ~
Ke: 09.10.20 ~
Ve: 10.01.13 ~
Su: 10.09.13 ~
Mo: 10.11.25 ~
Ma: 11.03.27 ~
Ra: 11.06.20 ~
Ju: 12.01.25 ~
Sa: 12.08.07 ~
Me: 12.03.26 ~


すると、来年の1月13日あたりから11月25日あたりまで金星期と太陽期が続く。
この時期、おそらく成果が出始める可能性がある。

ちなみにその前の水星期とケートゥ期は、問題がありそうだ。

すでに始まっている水星期は、前回のエントリーでも書いたが、けっこう内輪もめというか、政権内部や、外部の利害関係者との調整ですったもんだしそうだ。

いや、もうはじまっている。

たとえば、返済猶予制度をめぐって早くも官房長官と亀井金融担当大臣とのあいだで不協和音が出始めているし、藤井財務大臣は「予算の編成権はあくまで財務省にある」と記者会見で発言して国家戦略局を予算に関与させないように仕向けているし、ダム建設中止問題でも住民や関係する地方政府との調整に難航が予想されている。

結局、民主党政権の内部分裂でやっぱり官僚が漁夫の利を得るのではないか。

次のケートゥ期は、10月の後半から来年1月なかばまで続く。
月期にもいえるのだが、4ハウスの象意が悪くでてきそうな時期だ。

すったもんだしているうちに野党(4)からの突き上げが激しくなり、内部分裂(4)の可能性も出てきて、ぶれ(ケートゥ)はじめる。
すると重しの蓋(ふた)がとれたとばかり、各方面から不満(4)が噴出する。
その勢いは、政権の(4)をいよいよ揺るがしかねない。
それらを適宜さばき、不満を抑え、従わせることができるかは、月の強さに依存する。

しかし月の強さいまひとつこころもとない。

ケートゥにはもうひとつ懸念がある。

それは外国(ラーフ=ケートゥ軸)との関係が、この政権(10)の土台(4)に深く絡んでくることである。
インドまで聞こえてくる情報によると、外国人参政権、中国やロシアへの急接近、一国二制度など、外交スタンスやいわゆる在日外国人の扱いに関する民主党の大きな舵切りが予想される。
これは大きな議論を巻き起こし、この政権の土台(4)を揺るがしかねない危険をはらんでいる。

鳩山首班指名D9

鳩山首班指名D10


では、タージクヨーガではどう出ているのか?

Dr.チャラクは、ムフルタにもタージクヨーガによる分析が有効であるといっている。

まずラグナロードだが、残念ながらどの惑星とも良性のタージクヨーガを形成していない。
これははっきりいってよくない。
大きな成果はあまり期待できないということだ。

しかし、まったく期待できないわけではない。

太陽は、獅子座の最後の度数にあり、まもなく乙女座に入って10ハウス・ルーラーの土星とイタサーラヨーガを形成しようというところである。

イタサーラヨーガとは、二つの惑星が①タージク・アスペクトをなし、さらにそのうえで②速い惑星が遅い惑星に度数の上で追いつこうとしているときに形成されるタージクヨーガである。

速い惑星が遅い惑星に追いつくためには、遅い惑星より度数が小さくなければならない。
しかし、度数が開きすぎてもいけない。
度数の差(ディープタムシャ)は惑星ごとに決められている。

また、タージク・アスペクトとは、2つの惑星どうしの位置が1-1, 5-9, 3-11, 4-10,7-7にあるときに形成される。

このムフルタでは、太陽が乙女座に入った段階で、土星とは1-1(コンジャンクション)の関係になってタージク・アスペクトを形成し、さらに度数的にもまもなく土星に追いつこうとする状態になる。

このようなタージク・ヨーガは、バヴィシャット・ヨーガと呼ばれる。

太陽(5)と土星(10,11)のコンビネーションはダーナヨーガとラージャヨーガである。
6ハウス(労働問題)で形成されるので、政府(太陽)と労働者(土星)との接点が形成されるという見方もある。
失業問題に一定の歩み寄り、解決策が与えられるということか。

このバヴィシャット・ヨーガは、任期の後半の方で成果をもたらすと解釈する。
なので先ほどの「来年中に成果が出始める」については疑わしい、となる。

ただ、来年いっぱいでこの政権が終わり、というのならつじつまが合うのだが…。

たしかに来年末に始まる月期は問題がありそうだ。

月は、D9とD10ではラグナ・ロードでD1では定座でディグバリでもあるが、すでに論じてきたとおりガンダーンタにあり、暗いし、ケートゥとも絡んでいて微妙な強さだ。

2010年11月後半から2011年3月までの月期は、ケートゥ期と同じく各方面からの不満の噴出や野党からの突き上げ、内部分裂などの問題をはらむ。
それをなんとか乗り越えることができるかどうかがひとつの山場となるだろう。
それさえ越えることができれば、あとはラグナロードの火星期、10ハウス在住のラーフ期、10ハウス支配の土星期と続くので、結構いけるのではないか…。

と思いきや、火星と土星のアスペクトをみると、やっぱりそのあとも楽観視できない。
いや、もっと深刻だ。

土星と火星の絡みについても述べておく必要があろう。

このムフルタでは火星と土星が互いにアスペクトしあっている。
これはマンデーン占星術では戦争や天変地異などのコンビネーションである。
ふつう、このようなコンビネーションがあると、ムフルタは選べない。
それほど不吉なコンビネーションである。

火星はラグナロードであるが、8ハウスルーラーでもある。
土星は10ハウスルーラーで8ハウスにアスペクトしている。
それらが3ハウスと6ハウスでアスペクトしあっている。

これは、鳩山政権(10)に対して激しい攻撃(3,6, 8, Ma+Sa)があることを予想させる。

火星はラグナロードだが、凶暴な大凶星であることに変わりはない。
火星期と土星期には、鳩山政権(10,4)の寿命(8, 3)にかかわるような激しい非難、猛反発、あるいはデモとか暴動のようなものがある可能性も高い。

と、ざっくりとだけどつっこんで分析してみた。

ケートゥ期、月期、火星期、土星期と、問題のダシャーが次々と津波のように襲ってくる。
政権の維持という点では、波瀾万丈な展開となりそうである。
安定政権からはほど遠いイメージだ。

期待できることを書くと言っておきながら、やっぱり否定的な内容になってしまった。

もちろん、ムフルタだけのリーディングでは不確実性は避けられない。
ちょっとやりすぎかも・・・という気もしないではない。

詳しくは日本の建国チャートや鳩山首相のチャートなどを見て結論を出すべきところだ。
ムフルタは、それらを補強するのがそもそもの役割だからだ。
それらがない以上、可能性を指摘するしかできない。
残念である。


さて、最後にパーンチャ・ナーディ・チャクラによる分析を紹介しよう。

鳩山内閣パンチャナーディチャクラ

ご覧のように3つのピラミッドの上には最初から27のナクシャトラが配当されていて、それにムフルタの惑星を配当してできあがるチャクラである。

読み方は次の通り:

・上から下まで5つの段階がある。
・トップの2つの段階にあるSimhasanとSimhaがエライとされるポジションである。
・そこに月や太陽があるのが理想的。
・土星は破壊を表すので、月や太陽と絡んでいるのはまずい。
・土星は上の2段にあると政権にとって破壊的な結果となる。
・木星は、下から2番目のAasanにあるのがよく、守護の役割を果たす。

残念ながら鳩山政権のチャクラでは、月は一番下のAsdhaarにある。
これはリーダーシップに問題があることを表している。

月は4ハウスのルーラーでもあるので、国民の満足度とも関係する。

マニフェストにあるとおりの大胆な施策を実行していくためには、関係各方面で噴出するであろう不満を押さえ込むための強力なリーダーシップが必要だ。
しかし、やはりそれはあまり期待できそうもないということか。

太陽はといえば、土星と一緒で、さらにラーフも絡んでいて、ダメだこりゃ。
いまは輝く威厳と威光も、いずれ地に墜ちるということか。

木星は、一番上の地位に甘んじていて、唯我独尊状態。
あまり守ってくれそうもない。

さらにこれからどうかというと、土星は今後、ハスタ、チトラ、スワティと進んでいく。

もしこの政権が短命に終わり、1~2年後に次ぎの政権ができたとすると、土星はまだ一番上か2番目の位置にあって、その政権にとって破壊的な位置にあることになり、次の政権もあまり期待できないことになる。

ぜひとも4年もってもらいたい。

そんなわけで、やっぱりがっかりな結果となってしまった。

もっとも、このチャクラが日本ではどれくらい有効なのかの検証は必要だ。
そもそも、もっともめでたいはずのプシャヤに月がある場合、月が下から二番目のAasanに配当されることになる。
それでいいのだろうか?という疑問も残る。

それとも関係するが、じゃあトップにあるナクシャトラはなにかといえば、いずれも火星が支配するナクシャトラである。
政権の安定と維持には、やはり強い力が必要ということなのだろうか。
現代のような民主主義の時代でも使えるる技法なのだろうか。

今後の研究課題としたい。

以上。
S.Shimizu
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