【Sh.K.N.ラオが語る】 第4回 ─ モダナイゼーション (訳付)

(清水が日本で書いています)

新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

そうそう、いまさっきインドの友人ラジーフ・ミノーチャからEメールが届きました。
12月31日に発表された卒業試験の合否判定の結果です。

> Congratulations!
> You have passed in all 5 papers of Jyotish Acharya.


私は5つのラウンドすべてで合格
ということで、胸をなで下ろしています。

いやー、ほんとにほっとしました。
1教科ちょっとやばいかなぁと思っていたので。
もし落第となれば、6月にその教科だけ再受験しないといけない。
6月のインドは気温が50度近くまで上がる。
そんな環境下では頭がボーッとなって単純な四則計算でさえままならないからね。
あぁ、ほっとした。

さて、中断していたSh.K.N.ラオとポールのインタビューの掲載を今日から再開するです。



ポイントは下記の通り。

①モダナイズしなければ、占星術を現代社会に役立てることはできない。
②なぜなら、グローバル化した現代はこれまでの社会とはまったく違うからだ。
③そのためには多くのテクニックを知らなければならない。
④例えばパラシャラ、分割図、ダシャー、ジャイミニを使えば、驚くような結果を導きだすことができる。
⑤ジャイミニについては、私は20年研究を重ね、7カーラカ・システムが作用することをみつけた。

聞き手:ボーン・ポール・マンリー
収録日:10月19日       
【インタビューの翻訳】

Sh.K.N.ラオが手がけていらっしゃるリサーチ(研究)というのは、太古から伝わるヴェーダ占星術のモダナーゼーション(現代に蘇らせること)の一環なのですね。

そのとおり、100%モダナイゼーションです。
モダナイズしなければ、占星術は21世紀に生きる私たちにとってなんの価値もありません。

世界は変化し続けています。
世界はいまや「地球村」と化しています。
地球に住むだれもがお互いに影響しあっています。

アメリカで起きていることはインドにも影響を及ぼします。
インドで起きていることはアメリカにも影響を及ぼしています。
その繰り返しです。

文化の共有化はいまや当たり前です。

ひとつの事案が生じる。
それが長らく継続する。
やがてトレンドを形成する。
そして既成事実となり、人々の生活の一部となる。

たとえばインドにはアメリカ人のライフ・スタイルを踏襲している人たちがいます。
アメリカにもインド人のライフ・スタイルをまねている人たちがいます。

このように地球規模で互いに影響しあって生きているのです。

アメリカで鑑定をしたとき、彼らのなかには外国のサーダナ(霊的鍛錬)に強く惹かれる人たちがいました。
なぜでしょうか? 
それはまったく新しい領域でした。
私はリサーチを開始しました。
そして、その理由を見つけました。

インド人のなかにも似たようなホロスコープを持っている人たちがいます。
彼らは留学をしに外国に渡ります。
いまでは学位をもとめてアメリカに渡るインド人がたくさんいますね。
いまやアメリカの大学の大学院はインド人でいっぱいです。

こういう現象は現代に特有のトレンドです。
こういったテーマについては、どの占星術書もなにも書いてありません。

リサーチの必要性はここにあるのです。

リサーチではあらゆるテクニックを駆使します。
まずブリハット・パラシャラ・ホラ・シャーストラに書かれてある多くのテクニックを用います。
次にダシャーを調べます。
分割図も検討します。
そうやって現象を理解します。
そして最後に、それらをシンセサイズ(統合)します。

そしてジャイミニの検討に移ります。

ジャイミニでもリサーチが必要です。

このさい、スートラ(古典)に書かれある内容を一字一句文字どおりにしか解釈しようとしない石部金吉のパンディット(僧侶)のいうことは無視してください。
(清水コメント: インドでは伝統的に僧侶が占星術を行っている)
彼らはスートラの全体を理解しようとせず委細にばかりこだわる傾向があります。
それはスートラ(古典)を裁断するようなものです。
彼らはスートラをどうやって解釈するのかを知らない。
ましてどうやって使うかなんか知るよしもない。
リサーチはいうにおよばない。

しかし彼らはいつもどこでも正しいとされる。
残念ながら、それがインドです。

だからそういうパンディット(僧侶)はまず無視してください。
そしてリサーチを続けてください。
そうすれば、だれでも目を見張るような結果が得られます。

ひとつ例を挙げましょう。

現代では、B.Suryanarain Rao, Dr. BV Raman, Elang Acharya, PS.Sastruといった人たちがジャイミニで7カーラカ・システムを使っています。
(清水コメント: 欧米では8カーラカシステムが普及しているので、それに対する反論だと思います。)
B.Suryanarain Rao, Elang Acharya, PS.Sastruはサンスクリットの専門家です。
一方、ラーマンはとても現実的な人間です。
使えないことについて本を書くことはありませんでした。
他の占星術家と違ってラーマンのすぐれたところは、正しい結果が得られるように努力していたことです。
ラーマンがおかした唯一の失敗。
それは間違ったアヤナムシャを用いていたことでした。
しかしそれ以外は、彼はたいへん現実的でした。

私は正しいアヤナムシャを用いています。
私も現実的な人間です。
使えないことは本に書かないし授業で教えたことはありません。
私が書いたり教えたりする内容はかならず、すぐに使えるものばかりです。

それで7カーラカ・システムについて。

驚くべきことにニールカンタやクリシュナ・ミシュラなどのジャイミニの有名な注釈書にはカーラカの使い方が書かれていません。
B.Suryanarain Rao, Dr. BV Raman, Elang Acharya, PS.Sastruも7カーラカ・システムを用いていながら、なぜ7カーラカでなければいけないのかについては気にとめることはありませんでした。
なぜ7カーラカでなければいけないのか、そしてカーラカを使わなければジャイミニは使えない。
そのことを私は見いだしました。
カーラカの使い方を知りさえすれば、仕事、結婚、子供などの様々なテーマについて驚くような結果を導き出すことができます。

私はジャイミニについては20年にわたってリサーチを続けてきました。
チャラダシャーでは、計算方法を一部変更しました。
みんなが使っているチャラダシャーだとタイミングが大きくずれてしまうのです。
しかし彼らは、チャラダシャーではプレディクションをしません。
だからそいうことは気にならないのです。

私はみんなが使っているようなチャラダシャーだとタイミングにズレが生じるので、ひとつずつ修正を施していきました。
そして正確なタイミングが求まるようなチャラダシャーとカーラカの使い方を見いだしました。
S.Shimizu
Calender
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