セミナー12月18日のお題は「マンデーン」
18日、「せみなー・ふぉあ・らららっしあん」5日目はマンデーンでした。
講師はM.S.メータ。
アチャーリアのクラスでも私はメータ先生からマンデーンを学んでいる。
だから、私は復習のつもりで受講した。
メータ先生の講義の特徴は元外交官の経験を織り交ぜた体験談にある。
参考エントリー:
セミナー12月17日のお題は「アシュタカヴァルガ」
ロシア人、Sh.K.N.ラオ宅でプジャに参加
せみなー・ふぉあ・らららっしゃんず
2008年12月、ロシア人向けSh.K.Nラオ特別講義
講師はM.S.メータ。
アチャーリアのクラスでも私はメータ先生からマンデーンを学んでいる。
だから、私は復習のつもりで受講した。
メータ先生の講義の特徴は元外交官の経験を織り交ぜた体験談にある。

参考エントリー:
セミナー12月17日のお題は「アシュタカヴァルガ」
ロシア人、Sh.K.N.ラオ宅でプジャに参加
せみなー・ふぉあ・らららっしゃんず
2008年12月、ロシア人向けSh.K.Nラオ特別講義
たとえば
・インディラ・ガンジー首相とキッシンジャー米国国務長官との確執(国連代表部時代)。
・サダム・フセインが破産寸前のインドに多大な援助を行ったいきさつ(イラク時代)。
などはアチャーリヤのクラスで聞いた話だ。
そして今回のセミナーでは、実はこれもアチャーリヤのクラスでも聞いたのだが、2002年印パ戦争危機のエピソードがあった。
2002年、インドとパキスタンの関係は全面戦争勃発の一歩手前まで悪化していた。
パキスタンは全軍事力をインド国境地帯に集結させていた。
ことがあればインドもパキスタンも核兵器を使うと公言していた。
このとき、インドの首都デリーにはインド中の高名な占星術家が集合していた。
「印パ戦争はあるや否や」というアジェンダで会議が行われていた。
Sh.K.N.ラオも出席していた。
大方の占星術家の意見は、「戦争は避けられない」だった。
ニューイヤー・チャートでは土星と火星とラーフは6ハウス(領土争奪戦争)の牡牛座に在住していた。
牡牛座はインド建国図のラグナである。
そしてさらに、マハーバーラタに記された言葉をもとに次の歴史的事実が証明されている。
「ラーフか土星が牡牛座をトランジットするとき、インドは大災厄に見舞われる」
Sh.K.N.ラオは、メータ先生にいった。
「経歴からいって、あなたがこの場で一番はじめに発言する権利がある」
「あなたには彼らにはない国際政治における豊富な経験と知見がある。」
「臆することなく思うことを述べなさい。」
メータ先生は、次のような発言をした。
「いま印パ戦争が起これば、それは核戦争であり、世界は暗黒時代に逆戻りしなければならない。」
「アメリカとロシアを含む世界の列強は、印パ戦争を望んでいないし、それを必死に止めようとするだろう。」
「だから、印パ戦争はおこらないと思う。」
これは、元外交官として修羅場をくぐり抜けてきた経験を元にした発言だった。
結果は、メータ先生の推察通りだった。
ここで得た教訓とは、占星術における「常識」の重要性だった。
ホロスコープだけを見るなら、結論は「戦争不可避」である。
実際、数十年前ならそうだっただろう。
そして、米ソのプレッシャーがなければ、インドもパキスタンもきっと戦争に突入していただろう。
しかし、これはインドとパキスタンの2国間だけの問題ではなくなってしまったのである。
諸々の情勢を加味するなら、同じようなホロスコープでも導き出される結果は違ってしかるべしなのである。
デーシュ(場所)、カーラ(時代)、パートラ(個人)。
この3つの条件をつねに念頭において判断を下さなければならない。
そういうはなしだった。
・インディラ・ガンジー首相とキッシンジャー米国国務長官との確執(国連代表部時代)。
・サダム・フセインが破産寸前のインドに多大な援助を行ったいきさつ(イラク時代)。
などはアチャーリヤのクラスで聞いた話だ。
そして今回のセミナーでは、実はこれもアチャーリヤのクラスでも聞いたのだが、2002年印パ戦争危機のエピソードがあった。
2002年、インドとパキスタンの関係は全面戦争勃発の一歩手前まで悪化していた。
パキスタンは全軍事力をインド国境地帯に集結させていた。
ことがあればインドもパキスタンも核兵器を使うと公言していた。
このとき、インドの首都デリーにはインド中の高名な占星術家が集合していた。
「印パ戦争はあるや否や」というアジェンダで会議が行われていた。
Sh.K.N.ラオも出席していた。
大方の占星術家の意見は、「戦争は避けられない」だった。
ニューイヤー・チャートでは土星と火星とラーフは6ハウス(領土争奪戦争)の牡牛座に在住していた。
牡牛座はインド建国図のラグナである。
そしてさらに、マハーバーラタに記された言葉をもとに次の歴史的事実が証明されている。
「ラーフか土星が牡牛座をトランジットするとき、インドは大災厄に見舞われる」

Sh.K.N.ラオは、メータ先生にいった。
「経歴からいって、あなたがこの場で一番はじめに発言する権利がある」
「あなたには彼らにはない国際政治における豊富な経験と知見がある。」
「臆することなく思うことを述べなさい。」
メータ先生は、次のような発言をした。
「いま印パ戦争が起これば、それは核戦争であり、世界は暗黒時代に逆戻りしなければならない。」
「アメリカとロシアを含む世界の列強は、印パ戦争を望んでいないし、それを必死に止めようとするだろう。」
「だから、印パ戦争はおこらないと思う。」
これは、元外交官として修羅場をくぐり抜けてきた経験を元にした発言だった。
結果は、メータ先生の推察通りだった。
ここで得た教訓とは、占星術における「常識」の重要性だった。
ホロスコープだけを見るなら、結論は「戦争不可避」である。
実際、数十年前ならそうだっただろう。
そして、米ソのプレッシャーがなければ、インドもパキスタンもきっと戦争に突入していただろう。
しかし、これはインドとパキスタンの2国間だけの問題ではなくなってしまったのである。
諸々の情勢を加味するなら、同じようなホロスコープでも導き出される結果は違ってしかるべしなのである。
デーシュ(場所)、カーラ(時代)、パートラ(個人)。
この3つの条件をつねに念頭において判断を下さなければならない。
そういうはなしだった。