【Sh.K.N.ラオが語る】 第6回-2: 救済法 (訳付)

デリーで清水が書いています。

前回の続きです。

宝石とかヤントラ(図形)とかヤッギャ(護摩)による救済法(処方)は意味がない、というはなしです。

Shr.K.N.ラオは基本的にカルマ・カーンダ(儀式)を否定しています。
ギャーナ・カーンダの道を説いています。
つまり、プージャは人にやってもらうのではなくて自分ですべきもの。
そういう立場をとっています。
そういうことを知っているとはなしがわかりやすいでしょう。

ちなみに私もShr.K.N.ラオから占星術を習うものとして彼の立場を踏襲したいと思っています。
インド占星術を宝石販売、ヤッギャ、特定団体への勧誘に利用したい思っている人。
私のホームページをスルーしてくださるようお願いします。

救済法」についてShr.K.N.ラオが語ります。

これまでのエントリはここ(↓)から:
【Sh.K.N.ラオが語る】のエントリ・リスト(リンク付き)です
   
救済法

そして、そういう占星術家はこういいます。
「私のところへ来なさい。」
「私がグラハ・シャーンティ(救済法)をしてあなたの運命を変えてあげるから。」

これもまったくのナンセンスです。

人の運命を変えるなんて、いったい誰ができるんでしょうか?
このような罠にはまる人たちが、実際にこのインドにいっぱいいます。
そしてインドの占星術家は、外国にもでかけていって詐欺をはたらきます。

たとえばアメリカです。

アメリカにいけば多くの人が宝石を身につけています。
彼らは救済法も熱心に取り入れています。

まったくのナンセンスです。

パラーシャラはこのような救済法をいっさい説いていません。
パラーシャラは、まずマントラを説いています。
たとえば、ヴィシュヌ・サハストラナームムリッチュンジャヤ・マントラ、ドゥルガーサプタサティなどのマントラ。
そしていくばくかのダーン(Dhan)と呼ばれる施(ほどこ)しをしなさいと。

バガヴァッドギータの17講には、ダーンの執り行い方がきちんと記されています。

サットヴァダーンとはなにか?

それは、本当に窮している人々に対して行うものである。
そして、無条件でなければならない。
見返りを求めてはならない、と。
それが本当のダーン、「施(ほどこ)し」なのです。

これが、パラーシャラの説くほんとうの救済法なのです。
現代では、ありとあららゆる新手の救済法がでまわっています。

なぜでしょうか?

理由は簡単です。
儲かるからです。

ここデリーには、ヤントラを作ってアメリカ人に売っている人がいます。
100ドルから500ドルもします。
それを購入するアホなアメリカ人がいるからです。
彼らは、ヤントラを買いさえすれば自分の運命が変わると信じているのでしょう。

このようなことがまかり通っています。

そうやって、占星術と一緒に救済法もアメリカに渡り、広がっていきました。
そして、そういった救済法を信じ込ませるために、たくさんの迷信・神話も一緒に語られています。
その結果アメリカ人は、宝石を身につけたりヤントラ・プージャをおこなえば、問題が解決すると思うようになったのです。

しかし、そんなことは決してあり得ません。

運命は運命なのです。
起こるべきものは起こるのです。

自分で行うプージャ(祈り)だけが、誠心誠意に行うプージャだけが、運命の痛みを幾分和らげることができるのです。

(ポール)自分自身で行うということがポイントですよね?

そう、自分で行わなければなりません。

もし空腹を感じたら、自分で食事をとらなければならないのと同じです。
あなた自身の問題なのです。
あなた自身による祈りがなにより必要なのです。

他の誰もあなたの代わりにはなりません。
他人が祈ってもあなたの運命は変わりません。
そうやっても一切変わりません。

それには例外はありません。
私はそのような例をいくつも見てきました。

しかしそれでもこのような詐欺はこれからもなくなることはないでしょう。
カーラサルパ・ヨーガとかピットゥリ・ドーシャとかいう名前で今後も続いていくことでしょう。

インド占星術を使った詐欺行為はいまや世界中に蔓延しています。
そして昨今ではインターネットの登場で、被害の拡大が加速しています。
S.Shimizu
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