もうひとつの占星術詐欺 ③─1 日本編

デリーで清水が書いています。

関連エントリ: アメリカ編インド編

ずいぶんとたってしまったが‥。
アメリカインドとくれば‥。
次は日本でしょ。

アメリカ合衆国第51番目の州と揶揄される日本。
そんな日本は、いろんな意味でアメリカ化が進んでいる。
占星術被害の状況も、ある意味、アメリカのそれに近いものがあるのではないだろうか。

もちろん、ぜんぜん違うところもある。

たとえば、占った結果が訴訟にまで発展する。
アメリカではそういうリスクがあるそうだ。
しかし日本では霊感販売とリンクしない限りそこまではなかなかいかないのではないだろうか。

たとえば、占星術家の組織化が進む。
アメリカではACVA(American College of Vedic Astrology)などの組織がある。
ACVAは、ヴェーダ占星術家の教育・認定機関である。
ヴェーダ占星術のレベルアップ乱用の自己規制を意図している。
その効果がどれほどのものなのかは別として、そのような試みが15年以上続いている。

一方、日本はというと、インド占星術家どうしの組織化はおろか、連携すら限られている。
そういう違いはもちろんある。

しかし、アメリカではやっていることはいずれ日本でもはやる

だから、アメリカではパランパラ(相承継承)に属すると自称する「ニセ・グル」が活躍しているように、いずれ日本でも(もう)「ニセ・グル」が、占星術の分野にも現れる(ている)だろう。

それはインド占星術に限らず、中国占術中国風水についても同様のことがいえると思う。
グル」とか「老師」とか呼ばれるインド人や中国人が日本に上陸するのは、もはや時間の問題ではないだろうか。
そのなかにはホンモノもいるかも知れないが、ニセモノもいるだろう。
カリユガの世である。

しかしホンモノだろうがニセモノだろうが、そういう本格的な「グラン・グル」「大老師」のAdvent(降臨)までのしばらくの間はまだ余裕をかますことができる。
そのあいだは、「グル(老師)の威」を借るプチ・グル小老師たちが幅をきかせる。

たとえば「○○先生方式」「○○先生」「○○先生直伝」といって集客する。
そして、自分のやりたいようにやる。
そういう人たちが、本格的なグル老師が登場するまでのしばらくのあいだは幅をきかせるだろう。

○○のところにShr.K.N.ラオを入れてもいい。
いまは亡くなられた西洋占星術の大家の名前を入れてもいい。
中国や台湾や香港に住む先生の名前を入れてもいい。

ポイントは、その先生が日本にいない、あるいはすでに他界しているということにある。
だから勝手に「威を借る」ことができる。

じつはそういう私も、そのひとりになってしまう危険性がなくはない。
それは自覚している。
だから、こ・れ・で・も、そうならぬよう自分をできるだけ戒めているつもりだ。

もしみなさんの目にそう見えないとしたら、それは私の不徳の致すところである。
修正すべき点は修正し、もっと精進しなければならないだろう。

しかし、たとえばインド占星術でいえば、私以外にもShr.K.N.ラオの影響を強く受けている人たちがいる。
日本では、インド占星術といえばShr.K.N.ラオといっていいかも知れない。
もちろん、それに異を唱える人も少なからずいるだろう。

しかし、それほどShr.K.N.ラオの影響は広範にわたっている。
それは、Shr.K.N.ラオの学校で学ぶひとりとして、とても喜ばしい。
ボーン・ポールも、日本のそういう状況を羨ましがっている。

ところで、そこで気になることがある。

たとえば、Shr.K.N.ラオの看板を掲げて集客する。
たとえば、Shr.K.N.ラオの占星術(いわゆるShr.K.N.ラオ方式)を教えるとして集客する。
そういう人もいる(いた?)ようだ。

なぜ気になるか?

Shr.K.N.ラオの看板を誰でも勝手に背負えるほど、Shr.K.N.ラオの意図していることが日本に浸透しているかといえば、そうでもないだろうと思うからだ。

じつはなにを隠そう、そういう私もShr.K.N.ラオ方式にこだわっていままでやってきた。
しかし私の場合、「Shr.K.N.ラオ方式を教える」というよりも、「Shr.K.N.ラオ方式を一緒に学びましょう」というスタンスでやってきたつもりだ。
いまもそのスタンスは変わらない。

だから、これまでに私よりShr.K.N.ラオを知っていると思う先生たちを積極的に紹介してきた。
はっきりいって私としては英語のテキストを日本語に翻訳し講義を逐次通訳するより、全部自分で日本語だけでやった方が早い。
それでも、たとえばアバやポールを日本に紹介してきたのは、そういうことなのだ。

その過程で、私なりにShr.K.N.ラオの占星術をできるだけ理解しようと努めてきた。
その結果、Shr.K.N.ラオの学校に通うしかないという結論に達した。

そして昨年1月からShr.K.N.ラオの学校、バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンに通い始めた。
いま、2年目に入っている。

そんなだから、私だってエラソーなことはいえない。
それは承知している。

それに、私はいまの日本におけるインド占星術の状況について詳しくは知らない。
だれがなにをやっているのか?
それについてもあまり詳しくは知らない。
あまり知ろうと努力しているわけでもない。

だからいまの私がここで書けることは限られている。

それは、Shr.K.N.ラオの占星術を学びたいという志ある人たちに対して、これから師事しようと考えている先生やすでに師事している先生がほんとうにShr.K.N.ラオの占星術を理解しているかどうかを判断するのに役立つかも知れない材料を提供する。
それくらいしかない。

インド占星術が学べればいい。
それがShr.K.N.ラオの占星術であろうがなかろうが関係ない。
そう思っている人には、あまり役に立たないはなしとなるだろう。

そのことをまず断っておく。

そして本題は、次回以降に譲る。

to be continued...
S.Shimizu
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