もうひとつの占星術詐欺 ③─2 日本編 

デリーで清水が書いています。

さて、本題に入ろう。
いわゆるラオ流といわれるものを構成する要素はたくさんある。

たとえば、PACDARES
たとえば、コンポジット・アプローチ
たとえば、マントラ・プージャを主とする自力救済法

すべてこれまでのAstorDairyで詳しく説明してある。
Shr.K.N.ラオのインタビュー記事が詳しい。
参考にしてほしい。

関連エントリ: Shr.K.N.ラオが語る

とくにコンポジット・アプローチの全体像を提供できるかどうか。
それは、その先生がShr.K.N.ラオの占星術をきちんと理解・踏襲できているかどうかのカギとなろう。
なぜなら、Shr.K.N.ラオの学校で教えていることや研究されていることは、煎じ詰めればすべてこのコンポジット・アプローチに収れんされていくからだ。
これはShr.K.N.ラオの学校で学んでいて気づいたことのひとつだ。

そのなかにはまだ日本では耳慣れない技法やダシャーも少なくない。
しかし、それらはきちんとShr.K.N.ラオの学校で教授され、試験でも試され、奨励されている技法でありダシャーなのだ。
ジャーナル・オブ・アストロジーの記事においてもよく使われる技法やダシャーだったりもする。
不勉強な人の目には、マニアック奇抜にうつるかも知れないが‥。

しかし今回は、もっと決定的なことについて書いておこうと思う。
いままであまりいわれてこなかったが、しかしラオ流に含まれる要素のなかで最も重要だと思うことについて。

それはラグナの検証である。
  
ラグナを検証するとはどういうことか?

それは、ラグナを最初から正しいと思ってかからないこと。
とくにナヴァムシャラグナの70%~80%は間違っている。


だから、ラグナが正しいかどうかをまず最初に検証すべし。
そしてラグナが正しいことが確認できてからはじめてリーディングに着手すべし。

これは、Shr.K.N.ラオの占星術を学ぶ者にとって常識である。
私と一緒に長らく学んでいる人なら、だれでも知っているあたりまえのはなしである。

たとえば、ラオの系統に属するマーク・ボウニーの記事は必ずラグナの検証からはいる。
たとえば、ポールもこれまでのAstroDiaryの記事では、ラグナに自信があるチャート以外は扱っていない。
たとえば、アバの授業で使用するホロスコープはすべてShr.K.N.ラオによる検証をすませている。

日本人を対象とするアバの遠隔授業で、昨年こういうことがあった。

もっと日本人に身近な人物のホロスコープを例題に用いてほしい。
そういう要望が生徒からあった。
クリケット選手やボリウッド俳優やインド政治家の事例が続いたからだった。

アバは、Shr.K.N.ラオが検証したホロスコープしか使うつもりはないとこたえた。

もちろん、自分で検証したホロスコープを用いてもいい。
ただ、アバはShr.K.N.ラオにこだわっている。

いずれにせよ、ポイントは、正しいホロスコープを使うことにどれだけこだわるか。
ラオ流を自認するならその姿勢があってしかるべきである。

ラグナを検証しないでホロスコープを読んではいけない。
とくに有名人や政治家のホロスコープは嘘が多いので、検証せずにリーディングはするな!


これがラオ流である。

Shr.K.N.ラオのホームページを見るといい。
芸能人・有名人・政治家のホロスコープ分析はほとんどない。

アバ・シャルマのホームページもそうだ。
まじめな研究論文はあるが、芸能人・有名人・政治家のホロスコープ分析はいっさいない。

バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンの先生の多くはホームページを運営している。
そのどのホームページでも安直な芸能人・有名人・政治家のホロスコープ分析はない。

ジャーナル・オブ・アストロロジーもそうだ。
占星術の雑誌なのに、他の占星術の雑誌と比べると拍子抜けするくらい芸能人・有名人・政治家のホロスコープ分析が少ない。

しかし売名行為に忙しい占星術師のホームページは、芸能人・有名人・政治家のホロスコープ分析であふれている。

この違いはなにを意味するのか?

ラオ流を自認する人は日本では少なくない。
ラオ流を語るくらいの人なら、この違いが何を意味しているのかわかってほしいものだけど。
おそらくそういうことには関心がないのだろう。

したがって、ラグナの検証をルーチンとしている人は日本でほとんどいない。

そもそもラオ流を自認しながら、どれだけラオ流に忠実たらんとしているのだろうか?
その忠誠度が、ことばだけなのかどうかが、このラグナの検証で判明するといってもいい。

ラグナといえば、ホロスコープの入り口である。
その扱いからしてこれほど違うのだ。
私が気になってしょうがないのも、おわかり頂けるだろう。

まぁ、不勉強、無知、いろいろあるだろう。
その点については私もエラソーなことをいえる立場にない。
インドではいつも無知をさらけ出し、恥ずかしい思いをしている。

だから私はここでエラソーなことをいうつもりはない。
ただ最低限必要なことをいっている。

ラグナの検証は、はずすことのできないポイントなのだ。
ラグナの検証のないラオ流なんて、紐のないフンドシ玉の出ないピストルのようなものなのだ。


ついでだからもうひとつ‥。

to be continued...
S.Shimizu
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