【近況報告】 水に沈むデリーでパタキリシタを学ぶ

デリーで清水が、そうとう無理のある表題だと承知の上で書いている。

デリーでは連日雨が降っている。
そう、デリーは雨期まっさかりなのだ。

水はけの悪いデリーではすぐに水たまりができる。
日本の都市部と違って斜面や起伏が少ないので、川にはならない。
しかし、湖水地帯があちこちにできる。

Massive_rain_1
  
デリーの雨は、例年通りならいわゆるスコールだ。
日本で最近よく耳にするゲリラ豪雨というやつに近い。

しかし、今年の雨はちがう。

どう違うのかというと、ザーザーと降る。
あるいは、しとしとと降る。

まるで日本の梅雨みたい。
だから一日中雨だったりする。

なので今年の7月のデリーは、例年より涼しかった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

土曜日は、例によってバールティヤ・ヴィッディヤ・バワンに行く日だ。
雨あしがいつもより強そうだったが、気にせずいつも通りの時間に家を出た。

家を出て3キロのところまできて、どえらい光景が目前に広がっていた。

視界の限りずっと先の先まで車は数珠繋ぎになっていた。
のろのろと動いていた。
大渋滞だ。

しかも道路は深く水に沈んでいた。
雨あしはいっこうに弱まらなかった。

こりゃあかんわ。
戦意を喪失した。

バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンまで行くのをあきらめた。
2009年1月以来、はじめて登校を断念した。
学校まで半分の距離にも到達していなかった。

しかし家に戻るにしてもバスは走っていない。
オートリキシャーも乗車拒否だった。

やっとの思いで家までたどり着いた。
家を出てから2時間たっていた。

道路がいたるところで水没し、わが家のそばでは15フィート(5mちかく)も陥没していた。
それはあとでインターネットで知ったし、近くに住んでいるインド人の友人からも聞いた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

土曜日の陥没で、完成間近かった地下鉄が泥で埋まった。
そういう噂を友人から聞いた。

「あの程度の雨で?」
「そりゃぁ、どぎゃん地下鉄じゃなもしぃー?」

と名○屋弁でつっこみたくなるくらいアホくさいはなしだと思った。
しかしここはインドだ、それくらいのことはあるかも。

じつは家のそばの地下鉄駅は昨日(日曜日)が開通の予定だった。

これができればどこへでも簡単に行けるようになる。
占星術学校、Shr.K.N.ラオ宅、コンノートプレース、グルガオン、チベット村、その他いろいろ。
地下鉄開通に寄せる私の夢と希望と期待は、限りなく膨らんでいた。

ところが素人目にみてもぜーんぜんできていない。

そもそも地下鉄の入り口はどこ?
もしかしてここ?
ご冗談でしょう!

そういう感じだった。

開通予定日だった昨日(日曜日)、おそるおそる地下鉄の入り口らしきところを覗いてみた。
とてもとてもダメです。
やっぱり無理です。
入り口は、インディージョーンズ『レイダーズ』の一場面を彷彿させていた。

開通していたとしても、こわくて中に入っていけません。
近寄るのも危険。
こりゃ、おとといの洪水と陥没事故とはまったく関係ないわ。
それ以前(設計、施工)の問題でしょ?

開通は16日に延期した、と聞いた。
いや、2ヶ月後だという人もいる。
いや、半年は無理だろうという人もいる。

あーなんで地下鉄の開通の予定がきちんとたっていないの?
信じられませーん。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そんな、とっても unreliableで、とってもunpredictableなインドにあって、
バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンだけは唯一reliableなところだ。
そして、そこで研究されているのがpredictionの術だというのも皮肉だ。

ま、そういうわかりにくいダジャレはいいとして。

昨日(日曜日)は、やっぱり朝から雨だった。
どうしようかとよっぽど迷った。
また大洪水、大渋滞かも知れない。

だが、意を決して家を出た。
そして、なんとか無事バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンにたどり着けた。

1時半から始まるShr.K.N.ラオのリサーチコースの前に、リサーチ・コースの新人を対象としたパタキリシタ・チャクラの講義があった。

みんな雨で到着が遅れていた。
12時開始の予定だったが、結局40分遅れで始まった。

Pataki_Rishta_2

パタキ・リシタ・チャクラは、できればアチャーリヤ・コースで習っておきたい内容だ。
しかし、まだカリキュラムに組み込まれていない。
だから、リサーチ・コースの課外授業として数回にわたって特別に講義してくれるというのだ。

講師はシャリーニ・ダスマーナ先生(写真)。
『Pataki Risht Chakra』の著書でもある。
Shr.K.N.ラオがリサーチ・コースで紹介したパタキ・リシタの研究を独り推進し、ブレークスルーを成した。
その後、Shr.K.N.ラオのすすめで上記著書を書き、ファカルティー(教官)の一員となった。

私は『Pataki Risht Chakra』をすでに3年前には翻訳していた。
セミナーで扱ったこともある。
しかし、著者から直接はなしを聞けるというのは、やはりいい。
質問もできる。

本は誤植・計算ミスが多かったが、改訂版が出ていた。
来週もあるので、改訂版を購入してもう一度読み返し、質問も考えておこう。

いつもはヒンディー語の講義なのだが、今回は私がいるので英語による補足説明もしてくれた。

インド占星術が他の占星術と違うのは、
まず第一にヨーガの存在だ。
次に、ダシャーの存在。
そして、第3にチャクラの存在がある。

Shr.K.N.ラオによれば、インド占星術のシークレットはチャクラに隠されているらしい。
しかしチャクラに関する技法の多くは失われてしまった。

それを発掘するのもバールティヤ・ヴィッディヤ・バワンの重要なテーマのひとつなのだ。

パタキリシタ関連エントリ:
 パタキリシタ・チャクラ
 滝沢クリサヘル ─その4─ パタキリシタ・チャクラ
S.Shimizu
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