高潔な日本人: Shr.K.N.ラオとのやりとり

17日、デリーに戻ってきた。

日本を脱出したのではない。
最初からこういう予定だった。

戻ってくるまでの過程はたいへんだった。

まず成田に着くまでがたいへんだった。
東京の私の家から成田空港までの移動に要する時間は通常なら3時間だが、
今回は念のために二日をかけた。
それは正解だった。

そして成田空港の混雑。
日本脱出にあせる在日外国人でゴールデンウィークなみの混みようだった。

エア・インディア307便にチェックインするのに3時間以上もかかった。
ほとんどが在日インド人のようだったが、
家財道具一式をもってインドに帰ろうとしているので、
重量超過でカウンターはてんやわんやだった。

しかし、そのようなことはどうでもいい。
福島原発で命をかけて戦っておられる方々のことを思えば、
このようなことをここに書くのさえ恥ずかしい。

しかし、私にはそれくらいのことしかできない…。

インドに戻ると、Shr.K.N.ラオはじめ友人たちから「心配していた」という連絡が相次いだ。
 
‥‥‥‥‥‥

Shr.K.N.ラオからは、日本の現状私の安否をできるだけ頻繁に知らせるようにという指示を受けていた。
そして、今回の地震についてメールでのやりとりが地震直後から続いている。

そのなかで、Shr.K.N.ラオが"LAND OF DISASTER(災害の国)"というFOREIGN POLICYの記事に関する感想を求めてきた。
それに答えるかたちで、「日本人がなぜ品格と威厳をもってこのような非常事態に対処できるのか」を簡単に分析した。

すると、Shr.K.N.ラオは、BVBの友人・知人にも読ませるようにといってきた。
先週、私が東京にいるとき、Shr.K.N.ラオはBVBの授業で今回の地震を取り上げたらしい。
で、いまさっそく、彼らにも同じ内容のメールを発送した。

が、内容的にはすこし不安なところもある。
なので、ここ(AstroDiary)でも公開しておこうと思った。

下手な英語で書いたままで掲載する。
時間がないので、日本語訳はない(申し訳ないが)。

Shr.K.N.ラオは今回の地震とそして日本人について強い関心を示している。
日本研究を進める良い機会ではないかと、私は思っている。

意見のある方はメールでお知らせください。

‥‥‥‥‥‥

まず、Shr.K.N.ラオのメールから紹介する。

> It may interest you.
>
> "LAND OF DISASTER" Foreign Policy
>
>What is your reaction?
>
> (From K.N.Rao)

‥‥‥‥‥‥

私の返事(ちょっと修正したが)。

>What is your reaction?

Yes, I agree with the tone of the article basically.

Japan is a showcase of natural disaster.

The country has experienced almost all kinds of natural disaster for thousands of years such as earthquakes, volcanic erruptions, typhoons, floods, firestorms, heavy rain falls, heavy snow falls etc.
As for earthquakes alone, it is said we have about 10% of seismic activities of the world only around Japan.

And this fact has helped form typical Japanese characteristics in three ways.
In other words, Japanese are said to be

1) Diligent,
2) Practical,
3) and somewhat Dettached.

Firstly, in every few years the Japanese have to face natural disaster one way or another. They have to be dilligent enough to cope well with it and have no time to sit back and relax in a rocking chair.

Secondly, always pressed by the necessity of concrete actions when coping with disaster, Japanese people have grown into a very practical, down to earth people. This explains why Japanese people are good at manufacturing goods. Such examples are ample: SONY, TOYOTA, HONDA, PANASONIC, MITSUBISHI, HITACHI etc. But on the other hand, Japanese people are not very good at dealing with less tangible things. While Japan has 18 Nobel prize laureates, it has only less than a dozen of outstanding philosophers, thinkers, mentors, and religeous leaders throughout its history.

The last, but not the least, Japanese people are by nature accustomed to the practice of scrap and build. This for centuries have created a capacity among the Japanese to understand the meaning of impermanence, and has fostered a deeply-ingrained sense of detachment, “Vairagya”in another word though its level of significance varies from person to person. The sentiments that“Nothing remains the same,” “Nothing lasts forever” are commonly shared, though latently acknowledged among theme. But whenever they are faced with a calamity of such degree as this earthquake, such a sentiment naturally surfaces and becomes reinforced. I think that is a reason why ordinary Japanese people in the affected regions can respond calmly to such an extreme devastation and have been behaving in a correct manner without being carried away by emotions, but sustaining a certain degree of dignity and integrity as have been depicted with a surprise in many news reports.

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

PS: その後、Wall Street Journalに興味深いエッセイを見つけた。(2011/3/21)

Japan's Shattered Mirror

今回の地震と日本人のメンタリティーについて、歴史的な背景をふまえながら簡潔に要領よく書かれてある。
神道については昔から、「儀式ばかりでどうしてCanon(教義)がないのだろう?」と思っていたが、このエッセイを読んで、「なるほどねー」と思った。

すぐれた記事だと思う。

今回に限らず、外国に住んでいると日本について外国語で説明しなければならない場面が少なくない。
そういうときに役に立ちそうな記事のひとつである。
S.Shimizu
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