2011年前期セミナー、そして中国からの来客

4月19日(火)、半年に一度のリサーチ発表会があった。

平日だというのに、ご覧の通り会場は満員である。

20110419_Convocation

今期は休講が多く、週末をセミナーにあててこれ以上授業コマ数を減らすわけにはいかない。
それで、平日開催になった。

「当日は仕事を休んででも参加されたし」ということらしい。 
 
ところで、私は昨年11月に「11ハウス」についてプレゼンしたばっかりだった。
だから、1週間前のプレゼンの打ち合わせのとき、
『たぶん今回はプレゼンしなくてもいいはず‥』
と勝手に決め込んで、気配を消していた。
にもかかわらず、Shr.K.N.ラオから振られてしまった。
「ところでお前は何を発表する?」

結局、二人の日本人について、「12ハウス」の視点で分析した内容を発表することにした。

① 日本のある商社のデリー駐在員
② インドで事業を営む日本人と結婚した日本女性

今回のリサーチのテーマは「12ハウス」である。
彼らがいまデリーに住むにいたるまでの経過を「12ハウス」を中心に解説した。

昨年のプレゼンのときは、初体験ということもあって用意周到だった。
しかし今回は、①体調不良、②ヒンディー語学校の試験と重なった、③2回目のプレゼン
だったので、スライドに凝ることはしなかった。
当日の朝、早めに起きて発表原稿を練っただけで臨んだ。
つまり、やっつけ仕事だった。
もちろん、構想には3日間くらいかけていたんだけど‥。

前回と比べると、手抜きは明らかだったんだろうけど、
ステージからは、私のプレゼンをうなずきながら聞いている顔がいくつも見えた。
きちんと伝わっているようだった。

「よかった」と何人かの見ず知らずの人にも声をかけてもらった。
ま、お世辞でもそういってもらえるとやはり嬉しいものである。
とりあえずは合格点だったんだろうと勝手に思っている。

いずれにせよ、Shr.K.N.ラオのクラスに出続ける限り
セミナーごとにプレゼンすることは免れない。
覚悟が決まった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ところで、セミナー会場には中国から占星術を勉強しにきていた女性がいた。

見かけない顔だなぁと思っていたら、
どういうわけだか、というかやっぱり、私の方にまわされてきた。

日本人・中国人・朝鮮人などの東アジアの人間は、
漢字を共有しているから意思疎通ができるだろうと思われているふしがある。
コーカソイドをみかけるとみんなアメリカ人だと思ってしまう日本人の発想とたいしてかわらない。

「わたしゃ日本人なんですけどぉ」
「マンダリン(中国語)はわからないんですけどぉ」
と一応、国籍の違いを主張しておいた。

で、その女性に尋ねた。
「タイワン・チャイニーズ? メインランド・チャイニーズ?」
そしたら、
「メインランド・チャイニーズ、ペキン・ユニバーシティー(北京大学)」
と答えた。

だれも大学の名前なんか聞いていないんだけど、ね。

中国人の場合、北京大学とか精華大学などの超重点大学といわれる大学の卒業生は、
聞いてもいないのに出身校を真っ先に答える傾向がある(私の経験によれば)。
そして、聞かれたくもないし、そもそもまったく関係ないのに、こっちの出身校を聞いてくる。

「Which university?」

まあいい。

いろいろあって、

結局、「ナクシャトラ・リーディング」について詳しく知りたがっていることがわかった。
「どの惑星がどのナクシャトラにあるからどうである‥」
というヤツである。

私は、ナクシャトラ・リーディングはバールティヤ・ヴィッディヤ・バワンではまったく行われていないから、別をあたった方がいいといった。

そしたら、ちょうど目の前をシニア・リサーチ・コースのハンスが通った。
彼女にも聞いてみた。
ハンスはいった。

ナクシャトラ・リーディングをするとあたらなくなるから、やめた方がいいわよ

で、結局、みんなでナクシャトラ・リーディングをやめるように彼女を説得していたのだった。

悪いこといわないから、やめた方がいい

ナクシャトラに限らずラシ(サイン)でもそうなのだが、その象意にとらわれるあまりの、ラグナがどのラシ/ナクシャトラにあるからどうだ‥、太陽がどのラシ/ナクシャトラにあるからどうだ‥、10ハウスの支配星がどのラシ/ナクシャトラにあるからどうだ‥というリーディングは、少なくともバールティヤ・ヴィッディヤ・バワンでは「しない方がいい」とされている。

そういうリーディングはとくに西洋占星術をしている人の間でよく行われているようだけど、
たとえば「たけしはあの容貌・性格からいってアセンは…のサインに違いない!」というやつ。
他の惑星との絡みは一切関係なく、性格とか仕事でサインやナクシャトラを類推するやつである。
それをすると「PACを見なくなる、Don't do that」とShr.K.N.ラオはいう。

PACというのは、PはPosition(どこにあるか?)、AはAspect(どこにアスペクトしているか?)、そしてCはConjunct(コンジャンクトする惑星はどれか?)である。

実際、バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンでは、そのようなリーディングを一度も見かけたことがない。

ついでにいってしまえば、

ナクシャトラやサインの象意に比べてPACがどれだけ重要なのか。
これは強調しすぎることはない。

たとえば、バールティヤ・ヴィッディヤ・バワンのリサーチの議論は
ほとんどといってもいいほどPACに収斂(しゅうれん)されていく。

今回の発表にからめて例をあげるなら、
「外国でキャリアを積むような人のホロスコープは、どのようなPACが特徴的か?」
というようなことがはなしの中心になってくる。

たとえば私は、「12ハウス」を中心にどのようなPACが他の天体やハウスとの間で形成されているかに着目し、そのダシャーになにがあったかを軸にプレゼンした。

ラグナや10ハウスの支配星がどのサインやナクシャトラにあるかについては、
私は言及しなかったし、他の発表者もそうだったし、誰もそれを期待していない。

そういうこと。

で、話は戻るけど、

そう説得されていた彼女であったが、博士論文のテーマとして選んであるというのである。
だったら仕方がないよね、ということになった。

いずれにせよ、この次の土曜日にまたバールティヤ・ヴィッディヤ・バワンに来るそうなので、
そのときはだれかがナクシャトラの参考図書くらいは推薦してくれるんじゃないだろうか、
ということになった。

彼女は5月中旬までデリーにいるそうだ。

滞在期間が短いので、なにをどうしたいのかをはっきり伝えないと、
だれもかまってくれないだろう。

これは、飛び込みでShr.K.N.ラオを訪れる日本人についても言えるのことなのだが…。

果たしてそれまでに博士論文に使えそうな資料が得られるのだろうか。
絡んでしまった以上、すこしは気になるのである。

20110419_Abha
セミナーで熱心にメモをとるアバ
S.Shimizu
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