人生の目的――木星と太陽

「あなたの人生の目的はなんですか?」と聞かれることがあります。そいうときは、「人生の目的っていったいなんでしょう?」と聞き返すことにしています。

そうすると、たいていの場合、「どんな仕事に就くかってことだよ」という答えが返ってきます。仕事は、10ハウスに関係します。

ところが、ひとつ前の記事でも書きましたが、1ハウス、5ハウス、9ハウスが、人生の目的を理解するのにおもに参照すべきハウスです。これらのハウスは、ダルマ・ハウスと呼ばれます。これらのハウスやそのルーラーに絡む惑星はすべて、人生の目的、すなわち、なんのために生まれてきたのかという問いに対する回答への手がかりとなります。

しかし、人生の目的に結びつく手がかりはそれだけではありません。ヴェーダ占星術では、特定のハウスの状態を理解するのに、そのハウス、そのハウスのルーラー、そして、そのハウスのカラカ(表示体)を見ます。それゆえに、ダルマにとって太陽と木星は、重要な惑星なのです。太陽も木星も、9ハウスのカラカです。さらに木星は5ハウスのカラカでもあり、太陽は1ハウスのカラカでもあります。木星と太陽だけで、ダルマ・ハウスすべてのカラカをカバーすることになります。

また、木星は、ナチュラル・ゾーディアックでは、9ハウス(9番目のサイン=射手座)のルーラーです。太陽は、5ハウス(5番目のサイン=獅子座)のルーラーです。いずれにせよ、太陽と木星は、わたしたち個々人のダルマを知る手がかりとなる惑星です。

ところで、太陽がアスピレーション(大望)を表し、木星がインスピレーション(ひらめき)を表すのは、おもしろいと思いませんか? アスパイア (aspire)もインスパイア(inspire)も、ラテン語の同一語源から派生しています。それは「spirare」という言葉です。

「spirare」には、「息をする」「魂を吹き込む」という意味があります。人生の目的をまっとうするのは、けっして贅沢なことではありません。生得の権利なのです。なにかをしてインスピレーションが湧くとき、わたしたちは生きていると一番実感できます。人生すべてを躍動させる魂との繋がりを意識することができます。
S.Shimizu
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