JOA Newsletter May-July 2011──15

間近に迫ったセミナーに向けた準備の一環として「JOA最新号(2011年5月~7月号)のニュースレター」を翻訳しています。

15回目です。
 
医療占星術:

医療占星術は他の占星術の分野とは異なる発展を遂げてきました。

産業革命や科学技術の発展の結果、数十年前にはスキャナーが現れ、医療診断に革命をもたらしました。
麻酔は外科治療に革命をもたらしました。
高精度の医療器具やインスタント治療法の発見などにより、ホーリスティックな代替医療はほとんど忘却の彼方に追いやられてしまったかの感があります。

その一方で、ウパヤチャリヤに他ならない占星術家(処方を強調する占星術家)の存在によって医療占星術に着せられた汚点は、いまなお拡大するばかりです。
彼らは、『プラシュナ・マルガ』や他の占星術テキストにあるウパヤ(処方)を引用することに忙しく、占星術家の本来の責務であるプレディクションをほとんどしません(できません)。
このような古典には健康問題の理由が書かれてあります。
たとえば、神々、家族、ラーフ、バラモンたちが幽霊となって呪い(霊障)となっているとか、悪い目(イーブルアイ)に見られたからとか、にライバルや敵にアビチャーラされたとか(呪われた)。
これらのすべての障害に関する処方が古典には載っています。

占星術は、もしリサーチによって総合的な診断システムが構築されるなら、
医療診断において現場の医師を大いにサポートする手段となり得るでしょう。

ライフスタイルや食習慣の変化が20年以上あとになって発症するかもしれない病気の原因であることを適切に指摘できるのは、おそらく占星術をおいて他にはないでしょう。

たいていの病気は、もし発症するまえの初期の段階で発見されるなら、あるいはどんな病気にかかりやすい傾向があるのかがわかるだけでも、自然治癒によって直すことができます。
しかし、多くの治療は発症後に行われるので自然治癒にまかせる余裕はありません。
副作用を覚悟のうえで、外科的な処置や大量の薬物投与に頼るしかありません。

インド占星術は医療占星術とは距離を置いて発展してきました。
しかし、アーム・アドミ(一般人)はかつてほどの信頼と期待を現代医療によせなくなってきました。
その一方で、ホーリスティックなアプローチに対して、彼らの期待と関心は高まっています。西洋医学の医師、診断、処方を盲信する人はもうインドにはいません。
医療業界でおこっている様々な不祥事や商業主義の蔓延も、人々を代替医療に向かわせています。

(ディーパック・ビサリア)
S.Shimizu
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