医療占星術で恥をかかないために ‥‥ (転載+補足)

南インドから帰ってきて、デリーで書いています。。

ヨコリンさんのブログの最新エントリ「トム・クルーズのミッション」にコメントを書いた。

前々からどこかで書かないといけないと思っていたことなので、
ここでもエントリとして立てて掲載しておきたい。

しかし、転載だけでは芸がないので、いちばん最後に事例を示し補足もしておこうと思う。
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ <ヨコリンのブログからの掲載> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ヨコリンさんがおっしゃるとおり、医療占星術に関する発言には細心の注意が必要です。

これは心に留めておかなければいけません。

理由は次の通りです。

まず第一に生命にかかわる分野です
-病気に関する相談の場合、相談者は生死にかかわる大きな問題を抱えていることが少なくありません。
-素人が、腕試しのつもりで気軽に相談に乗ったり、あるいは医療に興味があるからというだけ気軽に看板を掲げていいような分野ではありません。

医療の知識や経験などの高い専門性を要します
-人体と病気に対する深くて実践的な知識洞察があることが前提です。
-つまり、本来は医者が取り組むべき分野です。

数百から数千という、膨大な数のデータによる検証が必要です
-説明するまでもないでしょう。

分割図の使用も欠かせません
-D9のほかに、D3, D12, D30なども重要です。

とうぜん細かなダシャーによる検証も必要です
-プラティアンタル・ダシャーはもちろん、スークシュマー・ダシャーも使えるととても研究が進むでしょう。
-しかし、そのレベルの微細なダシャーが使えるためには、分割図が正確でなければなりません。
-分割図を使わずにスークシュマー・ダシャーを使う人がいるかも知れませんが、BVBではあり得ません。BVBでは、微細なダシャーを使うときほど分割図を重視します。

したがって、よく検証された精度の高いホロスコープをひとつの病気について数百から数千の規模で集める必要があります
-微細なダシャーと微細な分割図の前提は、精度の高いホロスコープです。それを多く集めなければいけません。
-これは、なかなかの大事業です。個人で行うには限界があります。

以上の理由から、医療占星術は本来、1)占星術に熟達した2)医者[医療専門家]が、3)組織的に、4)学術的なリサーチを、高いクオリティーコントロールのもとで手間暇かけて慎重に進めなければならない分野です。

そうでなければ、社会に資する成果を生み出すことなんかできないでしょう。

つまり、医療は占星術では最難関の分野であり、
それゆえに一番遅れている分野でもあります。

上記のようなことはBVBではだれもが理解しています。

だから、「医療占星術の研究をしています」という人はいるかも知れないけど、
医療占星術の専門家です」なんてはずかしいことは、
だれもよういいません

現在、バールティーヤ・ヴィッディヤー・バワン(BVB)では、
ビサリアジのグループが心臓病に関する研究を鋭意進めています。

チームには医師も含まれています。
1000以上のサンプル数の達成を目標に
1年以上かけて慎重に研究を進めています。

占星術を学ばれている方のなかには、医療占星術に惹かれている方もいらっしゃると思います。

リサーチは大いにやるべきです。

しかし、その成果を公表するときや自分の立ち位置について人に説明するときは、
慎重の上にも慎重を期した方が、あとあと大恥をかかなくてすむしでしょうし、
それくらいでなければ逆に有害ですらあります。

なんといっても、命に関わるはなしですから‥。

毎度のよけいなお世話でした。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ <追加> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

上のはなしで出てきた微細なダシャーと微細な分割図を使うことについて、
ここでは例を示し補足をしておきたいと思います。

My_D60_0

これは、私の60分割図(D60)です。
分割図のなかでもっとも重要な分割図です。
パラーシャラによれば、D60はD1よりも重要です。

私は、昨年、2011年10月に気管支炎を患いました。
D60で私の体調不良がどうでているのか検証してみましょう。

私が、あきらかに体調を崩し始めたと感じたのは、10月05日でした。
10月05日のダシャーは、土星/ラーフ/月/金星/金星でした。

ここでは、3番目(プラティアンタル)と4番目(スークシュマー)と5番目(プラーナ)のダシャーに注目してみましょう。

プラティアンタルスークシュマープラーナのダシャーは、
月/金星/金星です。

月は、D60では8ハウスに在住しています。

金星は、8ハウス支配で6ハウス支配の太陽およびラーフと
9ハウスでコンジャンクトしています。
6ハウスと8ハウスはいずれも病気に関するハウスです。

9ハウスは6ハウス(病気)から見た4ハウス(肺)です。
金星は3ハウス(気管)にアスペクトしています。

最も微細なダシャーのレベルでは、金星期の始まりとともに体調が悪化したことになります。
しかしD1だけでは、金星期になぜ体調を崩したのかはっきり説明できません。


二日後の10月07日、病状が悪化し、呼吸が困難になり、炎症を起こして熱も出ていました。
友人に電話で頼み、近所の大病院の緊急病棟に連れて行ってもらいました。

ダシャーは、土星/ラーフ/月/金星/太陽でした。

5番目のプラーナ・ダシャーは、金星から太陽に変わっています。

太陽は6ハウス支配で、9ハウスから3ハウス(呼吸)にアスペクトしています。
太陽は8ハウス支配の金星およびラーフとコンジャンクトしています。

太陽には権威(大病院)の象意もあります。
太陽はD1では12ハウス(病院)支配です。
蠍座にある太陽は炎症も表します。

ずっと自宅で安静にしていましたが、10月20日あたりから、
少しずつ外出できるようになるまで快復してきました。

ダシャーは、10月24日から土星/ラーフ/火星になりました。

3つとも凶星のダシャーです。
火星は、D1では8ハウスを支配します。
いかにも悪化しそうなダシャーです。

だけど、体調は快復してきました。

それは、火星はD60では、9ハウス支配で10ハウスにあり、
10ハウス支配の木星とアスペクトしあい、
良性のラージャヨーガをつくっているからです。

このあたりから、体調が快復してきたので、
近所に住む友人夫婦に占星術を教え始めました。

10ハウスが絡んだダシャーとなり、活動再開となったのです。

‥‥‥‥‥

なお、スークシュマー・ダシャーやプラーナ・ダシャーなどの微細なダシャーは、
よほど誕生時刻が正確でなければ使えません。

Shr.K.N.ラオは、プラーナ・ダシャーがそのまま使えたホロスコープはこれまでに2例しか見たことがなかったということを、どこかで書いていたか、あるいはどこかで話していました。

私も、自分のホロスコープでこのようにプラーナ・ダシャーを使っていますが、いまだにこれでいいのかどうか迷っており、過去の出来事を引っ張り出してきてはいろいろな分割図で検証し、「ああでもない、こうでもない」とやっています。

そんな感じです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
S.Shimizu
Calender
<
>
- - - - - - -
- 1 2 3 4 56
7 8 9 10 11 1213
14 15 16 17 18 1920
21 22 23 24 25 2627
28 29 30 31 - - -

全記事

Designed by 石津 花

Archive
no. of Visitors
検索
最新コメント
リンク
只今の訪問者数
現在の閲覧者数: