【Sh.K.N.ラオが語る】 第19回 ~ 占星術は普遍的な学問です ~

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【Sh.K.N.ラオが語る】の最終回です。

関連エントリ: 【Sh.K.N.ラオが語る】

聞き手: ボーン・ポール・マンリー
収録日: 2009年10月20日
撮影・編集・翻訳: 清水俊介


ボーン・ポール・マンリー: それは占星術がヒンドゥー教と関係しているからでしょうか?
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

<Sh.K.N.ラオ>

もちろん、そうです。

最高裁でインドの大学教育に占星術を正規科目として認めるべきかどうかを争った際、
私はこう主張しました。

「マハーバーラタにせよ、ラーマーヤナにせよ、プラーナ文献にせよ、占星術に言及していない古典はありません」
「インド占星術はヒンドゥー教とは不可分です」

ポール: ですから占星術を否定することは、自国の聖なる伝統を否定することに等しいといえるのですね

<Sh.K.N.ラオ>

そのとおりです。

キリスト教やイスラム教では、そうことにはならないでしょう。
しかしヒンドゥー教の場合、占星術はその一部なのです。

インドには、ラーマ神のホロスコープが存在します。
クリシュナ神のホロスコープも存在します。

それらはいったいどこからきたのでしょうか?

それはわたしにはわかりません。
しかし、それは歴史の一部なのです。

占星術はヒンドゥー教の一部なのです。
占星術が全体の一部を構成するような宗教は他には存在しません。

ポール: それは、インド占星術を学ぶ上で、ヒンドゥー教を信仰しなければならないということを意味するのでしょうか?

<Sh.K.N.ラオ>

ヒンドゥー教徒にならなければインド占星術は理解できないということを聞いているのでしょうか?
いいえ、違います。

占星術はアパラ・ヴィッディアです。
アパラとは、スピリチュアルではない科目という意味です。

ムンダカ・ウパニシャッドでは、学問はパラアパラに分類されます。
パラに属する学問は、神に近づくための、スピリチュアルな学問です。
それに対してアパラに属する学問は、社会学、医学、などの学問です。
そして、占星術もアパラの一部です。

ポール: ということは、インド占星術は特別なものではなく、単なる「占星術」であると理解してよろしいのですね。

<Sh.K.N.ラオ>

そのとおりです。

最高裁で私は次のように主張しました。

バラモンがアロパシー(*)を学ぶとします。
アロパシーはアメリカから来ました。
しかしだからといって、アロパシーを学ぶことイコール、キリスト教徒になることだとは誰も考えません。

私はアメリカに行ったことがあります。
ロシアにも行きました。
そこで占星術の講義をしました。

だからといってアメリカ人やロシア人をヒンドゥー教徒に改宗させたとは誰も考えません。
彼らは占星術を学び、そして去っていきます。

彼らは、私からインド占星術を学んだからといって彼らの信仰を変えることはありません。
そして私にも、私の信仰があります。

アメリカでは、私のクラスに多くのクリスチャンが出席しました。
ロシアでは、多くのロシア正教徒が出席しました。

それがどうかしましたか?
それだけで改宗など起こりようがありません。

そういうのは、(政治的意図を持った)不適切な政治発言です。

そういう主張を私にふっかけてくるインド人がたまにいます。
わたしは、「それはナンセンスだ」と言い返します。

占星術はどの宗教にも属しません。
占星術は、普遍的な価値を有する科目なのです。
そして、だれでも学ぶことができるのです。

(おわり)


※アロパシー:ホメオパシーが盛んなインドでは、現代医療に代表される療法をアロパシーと呼んでいます。アロパシーは、日本語で逆療法という意味で使われているようです。「症状を抑制する」という意味の療法です。

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