新学期はじまる

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14日、インドに戻ってきました。

デリーのうだるような暑さに、バテバテです。

そうそう、Sh.K.N.ラオの占星術学校バーラティーヤ・ヴィディヤー・バワンでは、
新学期が始まりました。

2012-07-Newterm

写真は、今学期からリサーチ・コースに新たに加わる生徒らを交えて、
リサーチ・コース全体の新学期のキックオフの模様です。

ヒンディー語だけで行われました。
理解できた内容をすこし紹介しましょう。
 
これからリサーチ・コースに新たに加わる生徒たちに対して、
Sh.K.N.ラオは以下の点を強調していました。

有名人のホロスコープを追いかけてはいけない
有名人のホロスコープは、多くの場合不正確です
そのかわり、正確なホロスコープを収集しなさい
正確なホロスコープからは、実に多くのことを学ぶことができます

これをわたしなりに解釈すると、こうなります。

インド占星術には、様々な種類の技法が存在します。

ホロスコープが正確であればあるほど、
一つのホロスコープに対して、
より多くの技法を、
より深いレベルで
使うことができます。

しかし、ホロスコープが正確でなければ、
どの技法も使えません。

たとえ使える技法があったとしても、
限定的かつ表面的にしか
作用しません。


わかりますよね。

つまり、正確なホロスコープだけを使うように心がけることで、
より多くの技法を、より深いレベルで検証することができる
のです。

得られる成果にはおのずと大きな差がでてきます。

科学でも、データは命です。
不確かなデータを使った議論や研究は、まったく評価されません。
それと同じことですよね。

だから、

有名人鑑定のたぐいは、やめたほうがいい

とまでは‥いわないが‥(反発が多いだろうから)、

エンターテイメントとして楽しむくらいにしておきましょう

ということになるでしょうねぇ。

あるいは、眉に唾をつけながら読むくらいの姿勢が、ちょうどいいのかも知れません。


ついでに、担当教官ごとの新たな研究テーマも発表されました。

こんなのがありました。

・プラシュナによるタイミング(ジョーシ)
・結婚の最終局面(ビサリア)
・コンポジットメソッド(ナヴァルシン)
・キャリア問題(ゴウル大佐)
・中年期のダシャー(Sh.K.N.ラオ)


あともうひとつあったなぁ。
そうそう、マノジ・パタク。
彼のテーマはなんだっけ?

ま、いいや。

これらの研究成果は学期末の大会において発表され、
そしてその一部はJOA誌上で記事となって公表されるでしょう。


お・わ・り・に

リサーチの重要性はこのブログでもいままで繰り返し強調させて頂きました。
しかし、リサーチ・チームを率いることは、だれにでもできるものではありません。

BVBでも、30名近い教官がいるなかで、リサーチを担当するのは
Sh.K.N.ラオを含めた6名だけです。
しかも、いずれも最低20年、30年の経験を有しています。
(Sh.K.N.ラオの経験値は70年近い)

リサーチは探検にたとえることができます。

探検といっても、もちろん入念に準備をし、人知を尽くす。
しかしそれでも、まだ先に何が出てくるかわからない。
もし先に何が出てくるのかわかっていたら、それは探検とはいわない。

猛獣が棲むジャングルかも知れない、灼熱の砂漠かも知れない、標高数千メートルの高山かもしれない、幅数キロの大河かも知れない、落差数百メートルの滝かも知れない、大海かも知れない、人食い人種かも知れない、恐竜のような得体の知れない動物かも知れない…。

だから、探検家には、オールラウンドな力が要求されます。
あらゆる状況に対処できるような幅広い知識、錬磨されたスキル、強い精神力、高い知性、そして好奇心。

まるでインディージョーンズの世界ですね。
ちょっと大げさに書きすぎました。

これを占星術に置き換えると

オールラウンド分野、技法、古典に、(それなりに)通じている。
そういことになるのだろうと思います。

さらにいうなら、知的好奇心鋭い洞察力問題意識などもそなわっている方がいいんでしょうね。

だから、リサーチ・コースには、BVBの2年間の2つのコース(アランカーとアーチャリア)、すくなくとも2年目のアーチャリア・コースの修了者しか参加することが許されていないし、BVBの教官になるのも、同様の条件が必要だ、と聞いています。

つまり、みなさんが「よし、俺もリサーチを始めるぞ!」と意気込むのはたいへん結構なことなんだけども、それと同時に(本当はそれ以前に)、インド占星術の膨大な知識や技法、あるいは古典についても、いちおうきちんと目を通しておいた方がいいですよ、と助言させて頂きます。

そうしないと、せっかく苦労しても、珍説・奇説・駄説にたどり着き、
意気込んで公表したところで、あとで赤っ恥をかくことになりかねません。

それだけならまだご愛敬ですが、
そういう人に限って自信家だったり、野心家だったりするので、
大勢の人々を巻き込み、
誤った方向に誘導し
結果、占星術を大きく後退させてしまう。

そういうことになりかねません。

じゃぁ、そういうおまえ(私)はどうなんだ? と問われれば

もし私がリサーチのようなことを日本において行うとすれば、
BVBの教官からの助言と監修をできるだけ受けるようにするんじゃないかと思います。

あるいは、人様に迷惑をかけないように、最初のうちはこっそり身内だけでやるにとどめておくとか・・・。

まだずいぶん先の話だろうけど・・・。

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暑さお見舞い申しあげます

日本も蒸し暑いですが、デリーは比べものにならないようですね。
ラオ先生も清水先生もお元気そうで良かったです。
清水先生のブログで、本場の雰囲気を感じることができます。
これからもブログ更新、楽しみにしています〜♩
S.Shimizu
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