レベルをそろえる

Powered by JJS
Also powered by Houz Khas

物事には順番があります。

たとえば、絵を描くとき
まず全体の構図を決め、
デッサンから始めます。
あいだは省略しますが、
ディテールは最後の方に来ます。

最初からディテールに手をつける人は、
あまりいないと思います。

前回のエントリは、絵画でいえばディテールに相当します。
しかもかなり特殊な技法を使ってディテールの処理をしています。

この、デッサンからディテールに至る方向性を、
私は、「粗から密へ」といっています。
最初は粗く、そしてだんだんと密に観ていくという流れです。

これは、「易から難へ」という流れにも一致します。
簡単なことからはじめ、だんだんと難しいことに進んでいく。

あるいは、「全体を観ながら部分を観る」といってもいいでしょう。
最初に俯瞰し、その構図全体の中で部分を詰めていく。

こういうふうにすれば、大きくはずすことはありません。

インド占星術では、以下に示すように、
分割図においても、ダシャーにおいても、
粗から密へのおおまかな流れがあると私は思っています。

粗密


インド占星術では、マハーダシャーの全体的な流れをみるところか始めます。
最初から、プラーナダシャーとかD60をみることはしません。

順番としては、
まずD1やD9をみて、
そして、その他の分割図やアンタルダシャー、プラティアンタルダシャーなども
順次必要に応じてみていくという流れですね。

しかし、分割図にしても、ダシャーにしても、
ふだん使えるレベルには限界があって、
その範囲を超えた深追いは禁物です。

その範囲とは、分割図で言えば
サプタヴァルガといわれる範囲です。

サプタヴァルガとは、
D1、D2、D3、D7、D9、D12、D30の7つの分割図をさします。
これにD10を加え、必要に応じてD4も加えたものが
いわゆる標準的な分割図です。

この範囲を超える場合、たとえば
D16,D20,D24,D27、D60などを使う場合は、
時刻の精度に特段の配慮が必要です。

ダシャーについても同様で
・マハーダシャー、
・アンタルダシャー、
・プラティアンタルダシャー

までが標準的なダシャーです。

それ以上細かなダシャー(スークシュマーダシャーとプラーナダシャー)は、
よほど時刻が正確でない限り使わないという不文律(コモンセンス、常識)
のようなものがあります。


そして、ここからが重要なのですが、
細かな分割図やダシャーを使う場合、
レベルをそろえることも必要だと私は考えています。

レベルというのは、
・粗いダシャーをみるときは、細かな分割図でみない、
・細かなダシャーをみるときは、粗い分割図でみない、

ということです。

つまり、
・マハーダシャーをD60でみない、
・スークシュマーダシャーをD1でみない、

ということです。

これは、つまり、

肉眼で人の顔をみることはできても、
顕微鏡で人の顔をみることはできません。

あるいは、

顕微鏡で皮膚の表面を細かくみることができても、
肉眼で皮膚の表面を詳しくみることができません。

そういうことと同じです。

見る対象(分割図)と道具(ダシャー)のレベルをそろえないと無意味ですよ、
ということですよね。

ただ、これは一般論だから、もちろん例外もあるだろうし、
すきないようにやりたい人は、すきなようににやればいいはなしなんだろうけどね…

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
S.Shimizu
Calender
<
>
- - - - - - -
- 1 2 3 4 56
7 8 9 10 11 1213
14 15 16 17 18 1920
21 22 23 24 25 2627
28 29 30 31 - - -

全記事

Designed by 石津 花

Archive
no. of Visitors
検索
最新コメント
リンク
只今の訪問者数
現在の閲覧者数: