占い禁止令 ~ 世界に広がりつつある占いの規制

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ロシア人のナターシャが残念そうに言った。

「もうすぐロシアでは占いが法律で禁止されるんです」

えっ 


そうそう、すでにイギリスでは、占いで未来を予測(predict)するのは違法である。

知ってました?


そういえば …

このままだと日本でもいずれ占いに法規制の網がかかるかもしれない。

そう真剣に憂慮していた占術家の友人のことを思い出した。
 
‥‥

イギリスでは、占い師は営業をするとき

「エンターテーメント(お遊び)でございます!」

という看板を掲示することが義務づけられているそうだ。


イギリスで占星術を学んできた人からちょくせつ聞いたんだけど

占いで訴えられたときのための保険があって、それに加入するとき

「決して予言(Prediction)はいたしません」

という一文が約款のなかにあって、それにサインをしたそうだ。


ここインドでも、占いが規制された都市がある。

ムンバイだ。


ある占い師グループに騙されて大金を巻き上げられた男がいた。

そのグループは、占い師、宝石商、僧侶などで構成され、大がかりな詐欺をはたらいていた。

彼は、彼を騙した占い師らの悪業を人々に喧伝してまわって注意を喚起した。

占い詐欺師グループは、営業を妨害されたとしてその男を逆恨みし、殺害した。

事件は発覚し、報道で事件を知った市民は、怒り、政治を動かした。

そしてとうとう占いを規制する条例を作ってしまった。

昨年のはなしである。


さすがに占いの本場・発祥の地インドだけに占い行為そのものを禁止はしていない。

しかし、占いで人を騙した場合、つまり、

①お金を取って
②予言を外し
③訴えられた場合

それは罪となり、罰金や逮捕・監禁などの罰則の対象となりうるそうだ。


こういう極端な法律が施行されてしまう背景には、占い詐欺の横行がある。

「法による占いの規制は、科学万能主義や物質主義の弊害であ~る」

などと悠長なことをいっている場合ではない。


「このままだと、日本でも占いが規制されるのは時間の問題だろう」
という友人の心配は、杞憂では終わらない可能性がある。


そこで、占いに従事する私たちはどうすべきなのか?

①そうならないように襟を正す

②そうなる前に、いまのうちできるだけ荒稼ぎする


さて、あなたはどっち(あるいは、両方)?

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日本の場合は

日本の場合は、神社や寺が自分で九星気学の開運暦を発行したり、境内で神宮館の暦を露天商に売らせていたりするから、宗教界が占いの規制には立ち上がってくれると思います。火の粉が寺や神社に及ぶのは嫌だから。派生的影響で厄除けや地鎮祭ができなくなると困るし。コンビニやスーパーも、節分に恵方巻きを売れなくなったら大変なことになります。流通業界も、占いの規制には目を光らせると思います。

なにより、日本人には、欧米人と違って、ギリシャ起源の文化(インド占星術とてナクシャトラを除く半分はギリシャ起源)に畏敬の感情などないし、キリスト教の縛りもありません。易経や四柱推命も、日本は、韓国やベトナムと違って、そんなに深く普及しておりません。占い自体の規制は心配ないと思います。

しかし、カルトへの勧誘とか、霊感商法は、厳しく取り締まるようになる可能性はあります。

適正価格の鑑定で占い師を専業にしている以上、日本では法的規制の危険はほぼ皆無と考えます。でも、私などは、個人や集団の具体的な運命鑑定は基本的に手相と姓名判断くらいにして、占いの基本原理の棚卸し作業に力点を移しています。神秘学、運命学を、科学らしい科学に変えていく作業に従事する方針に、鑑定家から転身しようとしているのが現在の私の方針です。

ギリシャ起源説

なるほど、バランスのとれたご意見で、参考になります。

ところで、「インド占星術とてナクシャトラを除く半分はギリシャ起源」のところ、よろしければその根拠についてご存じでしたら詳しくお教え願えないでしょうか?

たいへん興味があります。

ご返事

私ごときが教えを乞われるなど恐縮ですが、もともとのインド占星術には、月宿の占いしかなかったようです。27室のタイプも28室のタイプもあったようです。宿曜経などはこのタイプです。宿曜経は27室のシステムを採用しているのですが、中国では、28宿のほうが広く受け入れられたようです。今でも仏教の密教では、二十八宿は信仰の対象です。

インド占星術に太陽系の天体と黄道十二宮の今のシステムが入り込んだのは、北方インドがアレクサンダー大王の支配下に入り、インドにギリシャ文化が流入してからだそうです。プトレマイオスの「アルマゲスト」まではサンスクリット訳されなかったようですが、権威あるギリシャ語の占星術の書物が、ギリシャ人のインド支配者によっていくつかサンスクリット訳されてインドにギリシャ占星術が広まり、それが、インド固有のナクシャトラの占いと融合したそうです。

ラーフとケートゥがインド占星術で採用されたのは、インド人の工夫です。この工夫が、アラビア占星術で、多数のアラビック・パートが編み出されるきっかけになったそうです。しかし、現在、西洋占星術で採用されているアラビック・パートはポイント・オブ・フォーチューンくらいみたいです。インドでは、古くから、ラーフとケートゥやリリトの効果が研究されていたようです。インド人は、月の占いには古くから執念を持っていたようです。

インド占星術で恒星と惑星と衛星だけでなく、黄道と白道の交点も占いに採用するのは、ギリシャ由来とされるエニアグラムのシンボルと、中国の九星気学の基本理念を提供している洛書の影響かもしれません。インド人も、ギリシャ人と中国人と同様、9という数字に神秘を見出していたようです。そんなわけで、インド占星術のナクシャトラとギリシャ由来とされるエニアグラムの象徴と洛書に基づいて成立している中国経由で日本で成立した九星気学は、根本は同じ世界についての解釈の方法を、別様に表現を試みただけなのかもしれません。九星気学は、インド占星術ほど精密な体系を持っていませんが、かわりに、方位についての吉凶の認識を持ち合わせています。エニアグラムはシンプルな象徴で、インドやチベットにたくさんあるヤントラの一種だろうと思います。インドやチベットのたくさんのヤントラのきっかけが、ギリシャから流入したとされるエニアグラムかもしれないし、エニアグラムは、ギリシャ起源でなく、チベット起源かもしれません。

そんなわけで、インド占星術も、半分は、ギリシャから流入したギリシャ占星術の改良形です。もしかしたら、アラビアには、占星術と錬金術の結びついた、インド占星術より複雑な占星術の象徴体系もあるのかもしれません。

HindSight

ご教示頂き、ありがとうございます。

このあたりの議論は、ひょっとしてデヴィッド・ピングリーやProject Hindsightらによるものなのでしょうか? もしご存じでしたらお教えください。

No title

ウィキペディアなどを使っていろいろ調べて入手した知識もありますが、自分の独自のグルジェフ研究に由来する見解もずいぶんあります。

グルジェフ研究については、和尚ラジニーシの意見もずいぶん取り込んでいます。

そんなところです。そんなわけで、あまり真に受けないで下さって結構です。

なるほど

早々のお返事、ありがごうとざいます。

なるほど~。

私は少し違う考えを持っております。

一般にインド占星術のギリシャ起源説はデヴィッド・ピングリーの『The Yavanajātaka of Sphujidhvaja』に多分に影響されているように見えます。しかしピングリーが扱っている文献は比較的新しいヤヴァナジャータカ(紀元2世紀)です。ヤヴァナはギリシャという意味だそうです。しかしそれ以前の古典(BPHS、ジェイミニ・スートラ、スーリヤ・シッダーンタなど)は研究の対象となっていないみたいです。口承を伝統とするインドでは、重要な文献については時代判定ができず、結果、あまり重要ではないヤヴァナジャータカが考古学的に最古のインド占星術文献であるとされてしまっているようです(間違っているかも知れません)。インド占星術を実践している者としては、ヤヴァナジャータカが最古のインド占星術の文献だといわれもまったくピンときません。かなり違和感があります。

一方、<占星術→運命→カルマ>という流れは必然であり、これらは一体であるという議論をKNラオは「Karma & Rebirth in Hindu Astrology」という本の中で展開しており、結論をいえば、「生まれ変わり」の思想の存在しないところでは占星術は発生・発展しようがないという主張をしています。それはそれなりに説得力があり、わたしは納得しています。

しかし、このテーマについては、私が立脚するインドの側の主張には物証らしきものがほとんどないので、どうしようもありません。

しかも、インド人は西洋人ほど熱心にこういうテーマについて探求するつもりがないみたいですし…。

いずれにせよ、貴重なご意見の開示に感謝いたします。

No title

7044たしかに、インダス文明は、ギリシャ人のインド侵略のはるか以前に、占星術を生み出したとされるメソポタミア文明とずいぶん深い交渉をしていたということなので、アーリア人のインド侵入以前から、インドには、バビロニア起源の、それでもほぼインド製の占星術を、ドラヴィダ系の人たちが育成していた可能性は大いにあると思います。

それでも、タミル語、カンナダ語などのドラヴィダ系の言語の占星術の有力な古典文献が存在するなら、現在のインド占星術のギリシャ起源説を打破する可能性も生まれますが、サンスクリット記述の、どうみても、ギリシャ占星術をインドの天体名に置き換えたような占星術の古典文献しか取り上げ得ない以上、インド占星術のギリシャ起源説は打ち破れないような気がします。

自分としては、ギリシャのプトレマイオスの「アルマゲスト」も熱心に学び、かつ、インド占星術にも啓発された、イスラムのアラビア占星術が今後掘り起こされて、光が当てられていくことに期待しています。
S.Shimizu
Calender
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